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家庭教師の選び方

家庭教師を選ぶ時に「一体どんな先生が良いんだろう…」と悩む事があると思います。「友達感覚になりすぎない」とか「プライベート空間に入ってきても嫌じゃない」とか、フィーリング的なものは察知できるとしても、実際どういうレッスンをしてくれる家庭教師なら高いお金を払う価値があるのか?ただ先生に来てもらって「少しでも勉強時間が増えれば…」とか「少しでもやる気が出れば…」という理由なら、どんな先生が来ても特に変わりはないかもしれないでしょう。でも真剣に「分かるようになりたい!」という希望がある場合はどういう家庭教師を選べばよいのか、今日は少し考えてみたいと思います。

一方的に説明しない

塾や学校などのグループレッスンでは、生徒は基本的に受け身です。こういうレッスンの場合は、先生の「説明のテクニック」が選択の基準になると思います。もちろん、家庭教師にも「分かりやすい説明のテクニック」は必須ですが、それ以上に「一方的に説明しない」事が重要だと思われます。一方的に説明するレッスンならグループレッスンで良いのですから。わざわざプライベートの高い値段を払って受ける意味はないでしょう?

 

家庭教師に習う利点として「一人一人の苦手な所を突き止めてもらえ、そこを重点的に教えてもらえる事」だと思っている方も多いと思いますが、それは家庭教師サービスの最低限のラインです。プライベートで教えていて相手の苦手な所が見抜けない先生は、まずいないでしょうし。肝心なのは、苦手な所を見つけてもらってからです。「苦手な所を見つけてもらって」その部分を説明してもらう時に、一方的に説明されるのなら、ビデオや動画でピンポイントの単元レッスンを提供してくれるものを使うのとなんら変わりがないじゃないか!という事です。

 

ちゃんとした家庭教師であれば、間違った箇所の答え合わせをする時に、必ず相手に一旦もう一度考える時間を与えます。そして、「自分がどこを間違えて、どこを訂正すれば正解になるのか」を生徒自身に説明してもらいます。そして、それが出来ないようであれば「どこに注目して考えるべきなのか」などの最低限のヒントをだしてもう一度考えさせます。そして、どうしても正解に辿り着かない場合には、その子のレベルに合った説明を簡潔にする。

 

プライベートレッスンを受けるってそういうサービスを受ける事だと私は思っています。グループレッスンや動画のレッスンでは、一人一人に考える時間を与え、それを口に出し説明させる、そしてそれに対して講師がコメントをするという事は出来ないのですから。

 

家庭教師が、「その子のレベルに合った説明を簡潔にしている」かどうかを見抜くのは親御さんには難しいかもしれませんが、生徒に「一旦考えさせ」「口にださせ」それから「ヒントを出し」「もう一度考えさせる」のかどうか、はレッスンを1度見れば分かるでしょう。そういった所を注意深く観察すると良いでしょう。

ニーズに寄り添ってくれる

家庭教師に助けを求める生徒さんは、かなり基本的な事柄からこんがらがってしまっている事があります。逆に、とても賢い!場合もあります。ですので、家庭教師には相手に合わせるスキルがあるかどうかがとても大切だと思われます。「私はこのテキストで教えますので」などというのは、もはや家庭教師ではないでしょう。生徒さんの要望は何なのかを察知して、それに合う教え方や教材を模索してくれる先生が高いお金を払う価値のある家庭教師と言えるでしょう。相手のニーズが一発でバッチリ分かる必要はなく、模索をやめずにいてくれる先生が良いという意味です。同じ生徒さんでもニーズが途中で変わったり、レベルが変わるたびにやるべき事が変わります。「今一番良い方法はなんだろう」と模索の旅を一緒にしてくれる先生かどうか、がキーになると思います。

 

これは、「最初の段階で一緒に色々考えてくれるかどうか」で見抜けると思います。

時間の管理

相手のニーズを理解して、相手に考えさせるレッスンを提供してくれる上で、次に大切なのは時間の管理が出来るかどうかでしょう。

 

間違った問題をもう一度考えさせるとして、相手が全く分かってないだろう事に、長い時間考えさせるのは無駄です。逆に、もう少し考えさせたらクリアできたのに早めに切り上げすぎる、というのも勿体ないです。生徒の頭が働いている時間を見切るギリギリ丁度良い時間感覚を持っているというのは良い先生の条件だと思います。

 

相手のニーズに合わせて、説明する部分を適切にチョイスすることで時間管理をするスキルも大切です。出来るだけ知識を増やしてあげたい!これも知っておいた方が良い!といくら思っても、時間には限りがあるのです。今のこの子のレベルにはこの説明は割愛した方が良い。このレベルがゴールならこの説明は要らない。という選択が出来るのも大切です。

 

長期的な観点から見ると「試験」をゴール地点として、そのゴールにたどり着くまでの時間を逆算してティーチングをしている事も大切です。そう言った事はティーチングの基本ですのでほとんどの先生がしているとは思いますが、ゴールにたどり着きそうにないスピードでしか学習が進まない場合などに、その都度それをリマインドしてくれるというのは非常に重要です。時間には限りがあることを自覚しており、相手にそれを伝えることを怠らない先生が良いでしょう。

 

考えさせる時間や説明のチョイスの良し悪しは親御さんには分かりにくいと思いますが、リマインドしてくれるかどうかは、しばらく習っていれば分かるでしょう。そもそも、ちゃんとした家庭教師なら、帰る際に「今日はこういう事をしましたよ」という話を必ずしてくれるはずです。その際に、次のテストに間に合っているのかどうかの話をしてくれるかどうか、で分かると思います。

 

宿題

家庭教師のレッスンの肝は、宿題だと思っています。毎日、家庭教師にきてもらう!という人以外、家庭教師がいない時間の勉強時間が全てといっても過言ではないのです。提供できるレッスン時間はわずかしかなく、週1回の60分なり90分なりでは出来る事は非常に限られています。それを補うような適切な量の宿題を出してくれる先生が良いでしょう。

 

その際も一方的に出すというより「どのくらいできるのか」「なにを宿題にすべきか」を生徒に聞いてくれる先生が良いでしょう。はじめのうちは、生徒自身では「何をどれくらいすべきか」「どれくらい出来るのか」分からないかもしれませんが、毎回聞かれると自分の中で「自分の宿題を管理する」気持ちが芽生えてくると思われます。

 

そして、宿題を次のレッスン日より前に提出させて、家庭教師がレッスン前にチェック済みである、という事もポイントでしょう。レッスンの時間は短いのです。その場に行って宿題をチェックしだすようでは、提供できるレッスンが限られてしまいます。家庭教師が、宿題を事前にチェック済みで、次のレッスンでは「この部分を中心に勉強すると良い。」と分かっている状態でレッスンに来ているかどうかです。今は、宿題を写真に撮って送ってもらえば、事前にその出来を見る事は出来るでしょうからね。

 

宿題の適切な量を親御さんが知るのは難しいかもしれません。多けりゃいいってもんでもないですからね。でも、レッスン前に宿題のチェックが完了しているかどうかは、分かりますのでチェックしておきましょう。

まとめ

 

最低限の家庭教師以上の「高いお金を払う価値のある家庭教師 」について考えてみました。家庭教師サービスなどから派遣される家庭教師は、もしかしたらマニュアルのようなものがあり、そこから逸脱することが出来ない可能性がありますが、フリーランスの家庭教師(しかも値段が高い!)場合などの判断材料の一つになれば、と思います。

 

中途半端に高い値段で中途半端な家庭教師をつける程無駄な事はないので、良い先生をビシッと選び取って下さいね。