ロシア語を勉強するぞー!と決意して一か月ほど経ちました。さて、一か月でどうなったでしょうか?英語を大人になって再び勉強し始める、のとは違って全く知らない言語を1から勉強するってどういう事なんでしょう?興味のある人も居ると思うので?今日は一か月の進捗について書いてみたいと思います。
最終目的は「簡単な本や新聞の記事が読めるとか、同レベルの音声を聞き取れる、喋れる」です。一か月で(体感として)何パーセントくらい達成したでしょうか?
文字を覚える
当然、文字から覚えます。キリル文字と言います。アルファベットとかぶっている文字もありますので、そこは難なくクリアできましたが、アルファベットと形が同じなのに音が違う文字やアルファベットにはない文字もありますので、結構大変です。さて一か月経って全部覚えたのでしょうか?答えはNO。力強くNO!!!(笑)
文字の形はさすがにすべて覚えましたが、音が咄嗟にでてこない。特にアルファベットと形が一緒なのに音が違うやつは本当に混乱させられる!いまだにアルファベット読みしちゃう…。それと大学時代に覚えたヒンディー語がうっすら残っていて、その時の形に似ているやつはそっちで読んじゃうとか。無駄な記憶が邪魔をしている…。
文字に関しては80%達成かな。
単語を覚える
単語は宝です。(英語を教えている生徒に今まで何度言った事でしょう。)これがないと本当に何も始まらんのです。キリル文字が完璧じゃないのに単語が覚えられるんでしょうか?もちろん覚えられます。ここで必須なのは音声です。音声無しでカタカナで書いてある発音を頼りに単語を覚えるとか全く頭に入らないし、音が分からんまま字の形だけで単語を覚えるとか神業レベル。とにかく音を流して、声を出して、字を見て、日本語を確認する。これが面倒くさいようで一番手っ取り早い。
これって英語学習の時にもよく言われるテッパンの教えだけど、本当に、本当に、これが一番手っ取り早いと実感しています。今の教育現場では、英語ほとんど知りませんって子も、基本、中学とかの授業で音を聞くことなく英語を勉強させられて、家でなんてもっと聞かないで勉強してるわけだけど、それって地獄だよ…。くっそ、わかんねぇ!!!ってなるよ…。と痛感。
まだ超基本的なものも覚えられておりません。
達成率2%くらい?(笑)
単語習得の強い味方キクタン。
キクタンにロシア語があったとは!
字がアホほど大きくてね、めっちゃ読みやすい!
有難う!!(笑)
文法を知る
やっぱ独学で、日本でほとんど見かけない言語を勉強したいなら、文法はしないとならないですよね。英語習得について巷では、いつもいつも「文法ちゃんとせえよ! VS 慣れ(フィーリング)だろ!」バトルが繰り広げられていますが、マイナー言語に関しては、そもそも「慣れるほど触れられない」ですから、文法はやったほうがいいでしょうね。
いきなり「文法書を端から端まで読む」とかマニアすぎて私には出来ませんので(笑)、ベースとなるテキストのようなものを1冊買いました。
言語学習者の間では超有名な「ニューエクスプレス」。ダイアログがあって、その文法説明があって、というトラディショナルな形です。
◆会話の量がちょうど良い。
◆文法の紹介の仕方も初心者にちょうど良い。
◆練習問題がついているのも良い。
さすがのニューエクスプレス。
残念なのは
◆紹介されている単語の音声が一部含まれていない所。
◆単語リストに全ての単語が載っていない所。
今は、やっとこレッスン16(20まである)です。レッスン6くらいまでは結構サクサクいきました。が、レッスン7くらいから、かなり「むむむ!!!」に難しくなりました。ここに書いてある説明だけでは文の形の謎が解明されずフラストレーションがたまります。
こういう時にはやっぱり一冊デカい文法書があると良いなぁとこちらを購入。
かなり分厚い(笑)。
でも、この本「入門から上級まで」とあるように、かなり説明が詳しい。詳しすぎて泥沼にはまる。あっちの説明、こっちの説明を読みあさっているうちに、何時間も時が過ぎ去り、結局「そもそも何を調べてたんだっけ!?」となっちゃうので、この本は「ここを見ればこれが書いてあるはずだ!」とあたりがつくようになってから使った方が良さそうです。
ということで、もう少し初心者に限定した文法を「ニューエクスプレス」よりは詳しく説明している本を探してみました。
この本、なんかチャラそうで(笑)、文法とか分かんの??って感じですが
◆見やすいし、説明も少なすぎず多すぎず良い!
◆格変化とかの表も見やすいのがついていて良い!
今の所、大活躍してます。
この本の中で更に調べたいことが出てきたら先ほどの分厚い文法書を登場させる、という感じに落ち着きました。
文法達成率は5%くらいでしょうか…。もう少しいくと思ってたのですが…。
英語の本
英語のRUSSIAN COURSEという本を気分転換に?読んでいます。英語でロシア語を勉強する人用の本ですが、切り口が違って面白いと教えてもらったので買ったのですが、本当に切り口が違って面白い(笑)。
Где 【gdye】,if pronounced carefully, but if you simply say 【dey】without the 【g】, no one will notice.
(注意深く発音したなら【グジェ】、でも【グ】の音なしに【ジェ】だけいっても、誰も気づかないでしょう)
何の話?(笑)っていう説明が載ってて面白いです。
勉強の仕方
勉強の仕方については、「ニューエクスプレス」をベースに、音を聞き、声を出し、意味を調べ、文法を理解し、分からなければ他の2冊をあたり、単語を覚え、時間があればキクタンを流してノリノリで単語の音を入れる。ちょっとした気分転換にRUSSIAN COURSE を読む。が基本。
「ニューエクスプレス」はレッスンが5個進むとグッと難しくなるので、5まできたら1に戻る、10まできたらまた1に戻る、15まできたらまた1に戻る、という感じでやっています。戻った時に「おおお!!!随分読めるようになっている!」と感動できるのも良いです。
まとめ
ということで、一か月では大してなんも出来るようになっていない。(まあ、当たり前だ。)
しかし、ロシア語の文法は本当に難しい!
やればやるほど「どうなってんだ!??」と謎が深まるばかり。
いやぁ~、なかなか大変だなぁ。文法は、覚えるのは大変だろうけど、理解するのにそんなに時間はかからないんじゃないかと踏んでいたのですが、これは、うっすらとでも全容を把握するのに相当時間がかかりそうです。引き続き頑張ります。

新しい言語を学び始める時に、これくらい本があると丁度良い。という感じです。アプリとか動画とかポッドキャストで学ぶという方法もあるでしょうけど、私は本派。(「旅行で使うくらい」ならここまでは要らないと思います。)