最近では英語と共に日本語についても色々考えておりますヨーコです。日本語を教える時も、通訳の勉強をするに時も、自分の日本語のあやふやさと語彙の無さにガックリしまくりです。
先日は生徒さんにこんな質問をされました。
When I received "arigatou" from higher position people after finishing a task, what should I replay?
(タスクが終わった時に上司に「有難う」と言われたら、なんと応えるべきですか?)
ほう!
よくあるシチュエーションですよね。
日本人なら全員すぐに解答が分かりそう!
と思われそうなシチュエーションだ。
でも私は分からない。
なぜなら組織の中で働けないクソ野郎だから(笑)。
もちろん、自分だったらどうするだろう?と考えてみましたよ。自分ならきっと「あまり言葉を発することなく「いえ…」的にボソッと言って軽くお辞儀をしてニッコリする」だ。でも、そんなことで良いのか?それが正しい対応なのか???
普通に考えたら「どういたしまして」かなぁ?
いや、上司に「どういたしまして」はアリなのか?
「お役に立てて光栄です!」か?うーん。大げさすぎな気もするが?
そこで、Twitter と Facebook で「どう応えるのが正解なのか?」意見を聞いてみました。すると色々とご意見が!皆さんありがとうございました^^!
頂いたご意見は
「どういたしまして」
「とんでもないです」
「いえ、恐れ入ります」
「いえ、すみません」
「はい(ニッコリ)」
なるほどー!「とんでもないです」と「恐れ入ります」、思いつかんかった!(笑)
でも「どういたしまして」は上司に使うのはNGなんじゃないでしょうか?という意見も頂きました。そして「とんでもないです」も実は丁寧さが足りておらず「とんでもないことでございます」が正しいとか。
↓こちらの記事を教えて頂きました
なるほど~~!!
そうなると「恐れ入ります」が無難だよね!
でも、今どき「恐れ入ります」って本当に言うのかなぁ?という疑問も…。
「関係の良い上司なら「どうもー。」とか「いいえー。」なんて言います」という意見もあったのです。確かにねー。職場の雰囲気とか、上司のキャラクターとかが関係してきそうです。因みに、大きな企業で偉い地位にいそうな(?)大先輩からはこんなコメントが。
「今どき、ダイジョーブデス。ヨカッタデス。だよね。」
こんな風に部下から言われているんでしょうね。現場間がすごい。
うんうん。そうかも。今どき、そんな感じなんじゃないかなと言う気がする。
あ!でもこの大先輩は、クソ野郎な私ともフツーに話せる大変「懐の広~~い」方なので、会社でもざっくばらんにされているのかなぁ、という気がしますが^^
ということで、生徒さんには2パターンの解答を用意してみました。
If your boss is strict → 恐れ入ります
※This is very polite and might sound too formal. Young people might not use this one these days.
If your boss is friendly → 大丈夫です / 良かったです / いいえ
※with a slight bow and smile
上司が厳しい人なら「恐れ入ります」。でも、形式ばりすぎてるかも。
上司がフレンドリーなら「大丈夫です / 良かったです / いいえ」。軽いお辞儀と笑顔付きで。
今回「どう応えるべきか」だけでなく、これから外国の方が職場に増えてくるという事をリアルに想像してみて、「昔ながらの日本の様子」がどれくらい変わっていくのか色々考えさせられました。たとえば外国の方が「とんでもないことでございます。」って深々とお辞儀する様子はやり過ぎ感が出るんじゃないかなぁとか。でも、そういう気持ちがすでに差別なのか?と思ったり。
今でも、すでに「今まで良しとされてきたこと」でなくなってきている慣例はあるでしょう。形式重視の敬語なんてもう要らないのでは?という意見もありますし、逆にこういう「日本」を面白がってもらえたらいいなぁ、という意見もありました。
そして、実はそんな私の想像なんてはるかに超える未来もあるんだろうなぁと思ったりもします。翻訳機が超高性能になってお互い普通に自分の言葉を喋ったら、状況ごとに敬語も使い分けてくれたり良い感じに同時通訳してくれるとかね(^o^)
まあ、あと何年でそういった機器がビジネス業界でも普通に使われるようになるのか分かりませんので、当面は、言葉を覚えて使い分ける、という作業をしないといけませんね。大変だけど、でも、それが楽しみでもあるんだよね。と思ってるのですが。
(それは私が語学オタクだからか~(笑))