うちの子の個性を認識したのは生まれて3日くらい経った時でした。
母子別室の病院だったので、子供に会うのはミルクの時だけなんですけど、3日目くらいで「あれ?うちの子の声なんか変じゃない?」って思ったんですよね。他の赤ちゃんが3人くらいいたのですが、うちの子の声だけがかすれてるように思ったんです。
私「うちの子、声枯れてません?」
看護師さん「あー!そうそう。この子ねぇ、自分の要求が通るまで泣き続けるからねー。声枯れたんだねー。」
私「えぇ!?」
まだ、ただただ泣いているだけ、目も見えてないし、なーんも分かってないこんな時から、人の個性ってでるのか!と驚いたのを覚えています。育っていく環境で人の個性は形成されていくと思っていたのですが、そもそも、生まれ落ちた瞬間から、みんな「その人らしさ」を備えているんですね。こんなに小さくても「もう一人の人間じゃん!!」って恐れおののきました。
その後、「生まれた時のあの子らしさ」を失わずににスクスク育っています。
幼稚園~小学校低学年までは、とにかく「見てー!」攻撃。
ずーっと見てても「見てー!!」攻撃の手は休めず。笑
小学校高学年~中学校は「聞いて聞いて」攻撃。
とにかく喋りまくる。
台所で背後霊のように後ろでずっと喋っているから
「暇なら手伝って」というと
「お喋りで忙しいねん!!」と言う。
あの時のまんまです~。笑
もちろん、学校やその他の場所で「こういう事をするとダメ。」「こんな態度を取ると嫌われる。」など、年相応に色々な事を学んでいますが、やっぱりその子の生まれ持ったものは色濃く残っていくなあ、という印象です。
押しが強いといいますか、ウザイといいますか(笑)、かなりの強烈さを放っているのですが、外の世界では、今のところ、自分の居場所となるべき所を見つけられているようです。(ハミられた事もありましたけどね。)
これから先も、こういう子を「面白いなあ~。」と思ってくれるお友達や彼氏に出会えるとイイね!と思います。だって恐くこういうものはずっと消せないし、逆に全然消さなくていいし、せっかくこんなにオモシロク生まれてきたのだから、それを愛しいと思ってくれる人達との出会いを大切にした方が良いですものね。
私も、変わりものですが、いつの時代も、数人、仲良く付き合ってくれる人がいて、とても恵まれている人生なんですよね。娘も、そんな風にその自分のままで良いよ、と言ってくれる人達と出会えますように。と思います。
多くの人には好かれないし、身近に味方となってくれる人がいない時もあるかもしれないけど、「私はこのままで良いやん。」と根っこでいつも思っていられるような大人になってくれるとイイなあと思います。
追記
ただいま高校生。娘の事を面白がってくれる人たちに囲まれ高校生らしい高校生活をおくっています(^o^)