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英語ネタ、音楽ネタ、その他諸々雑記にて。英語ネタでは英検やGTECのライティングを中心に投稿。

GTEC(basic)英作文:実際の採点と模範解答に使われている表現

GTEC (basic) の英作文が、実際のテストではどのように添削されたのか、ポイントを紹介したいと思います。

 

 writing のグレードとスコア

☑ グレードは7段階に分かれています。

☑ スコアも出ます。が、このスコアがどのように計算されているかは、外部からは分かりません。

writing スコアは、観点別の採点結果をもとに今回の出題の書きやすさも考慮して、算出しています

 とあります。難易度によって算出方法を変えてるんですかね?

☑ 観点別の評価があります。

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 実際の採点:グレードとスコア

実際、こんな感じの採点になっていました。

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☑ 意見と理由は、書かれていなかったり、不明瞭だったりする場合は✖になって、その分、スコアに加点されないっていう仕組みかな?

☑ 語彙50%、文法43%、構成、展開43% でグレード4。グレード7までありますから丁度真ん中ぐらい、という判定ですね。

☑ 注意書きとして

ある程度の長さの英文が書けていないと、一定以上の点数がつかない可能性があります。 

 とあるのですが、どれくらいが「ある程度の長さ」なのかは不明。

 

 実際の採点:ポイント

こちらが減点要素となっているようです

☑ 意味を伝えるのに支障がない間違い

●スペルミス、大文字小文字の間違い

●誤解を招かない程度の時制の間違い

●三人称単数の時の動詞の形

●単数形、複数形

●文頭でBecauseを使う、など接続詞の不適切な使用 など

☑ 意味を伝えるのに支障のある間違い

☑ 構文間違い、説明不足などで読み手に伝わらない文

☑ 文が不完全に途中で終わっているもの

 

加点されるのかどうか分かりませんが

☑ 素晴らしい表現

には、波線がひかれるようです。

 

 実際の採点:減点具合

 お題:あなたは本を読むとき、図書館へ行って読むのと、書店で買って読むのとでは、どちらが好きですか。

に対して

語数 123語
☑ 意味を伝えるのに支障がない間違い 3個
☑ 意味を伝えるのに支障のある間違い 5個
☑ 素晴らしい表現 0個
→グレード4
という採点でした。なかなか厳しいですね…。読み手に伝わらないような表現は一個もないんですがねぇ。文法的にチョイチョイ間違えるとドンドン減点されるイメージでしょうか。
 
それと、もう一つ、点数が伸びなかった要因は「素晴らしい表現」が一個もない、という所でしょうか。使いやすい単語、使いやすい言い回しだけでは点数が伸びないのかな。

 公式さんの解答例で使われた構成、表現との比較

公式さんの解答例は、3つ、ついていました。作文は130~150語くらいでした。

①図書館へ行った方がよい

②書店で買った方がよい

③どちらが良いかは時と場合による

斬新!「どちらが良いかは時と場合による」が解答例に入っているとは!

英検ではNGです。必ず、どちらかの意見に決めないといけないのでね!

 

どのような、構成、表現が使われているのか見てみます。

 

 構成

まず、それぞれの構成を見てみます。

 

意見:図書館で借りた方がよい
理由1: 図書館で借りると、読むのにかけられる時間が少ない
サポート: それが良い。返すまでに読まねばならないから。本を買うと読み終えないことがしばしばある。
理由2:本を買うとスペースが必要。
サポート:買って読みおわあった後、どこかに置いておく必要がある。沢山本をよむとなると、それはとても困難だ。

バッチリ~。当たり前か。

 

意見:本屋で買った方がよい
理由1:本屋で買った後、その本で何をしても良い。
サポート:書き込みをしたければ、できる。図書館の本では、私の本では無いので、このようなことをする事は許されていない。
理由2:時間をかけて読める
サポート:500ページ以上の本を読む時があるが、短い時間ではとても読み終わらない。
はい。これまたバッチリ~。
 
意見:どちらが良いかは時と場合による
理由1:一回読むだけの本なら買う必要はない
サポート:小説や雑誌はたいてい一回しか読まない。テキストや辞書など勉強などで使うものは何度も使うから、こういう本は買った方がよい
理由2:なぜ本が必要かも重要
サポート:もし一回の学校のプロ時ジェクトとかで使うだけなら、ずっと持っておく必要はない。でも、好きな作家の本なら買ってコレクションとして持っておきたい
なんか、こういう展開に馴染みがないせいかビミョー。理由1も理由2もほぼほぼ同じ内容に思える。
 
解答例としては「どちらともいえない」がありますが、「どちらか一方」に決めた方が、一般的に書きやすいと思います。模範解答ですら、ちょっとイマイチの仕上がりですからねぇ。
 
因みに今回グレード4だった英作文の構成は
 
意見:本屋で買った方がよい
譲歩:図書館で読んだら無料で本が読める、と思うかもしれないが、図書館の本を読むことのデメリットもある
理由1:図書館ではジュースを飲んだり何かを食べる事が出来ない。だからリラックスできない。汚してはいけないから線を引いたりもできない。
理由2:本屋で本を買ったら、読みたい時に読める。
サポート:図書館では、他の人が借りていたら、読みたい時に読めない。
悪くないですよね~。譲歩もイイ感じで入ってます。でも理由1の部分がちょっと趣旨とズレてるかな?「図書館で読む」ではなく「図書館で借りた本を家で読む」ことについても含まれているでしょうから。
理由1:図書館の本は汚せない
サポート:食べ物や飲み物で汚さないように気を付けないといけないし、線も引けない
とすると良かったでしょうね。
でも、採点では「意見」も「理由」も〇でしたので、理由としてはちゃんと認定されていたって事になるのかな?
それでグレード4ってことは、「表現の仕方」「英語的な文の流れ」で点数を落としていたって事ですかね。
 表現

まず公式さんが解答例で使っていた表現を見てみましょう。

 語彙

prefer to ~ ~をするのが好きだ

●like to ではなくて prefer to~が使われています

less time to ~  ~するのにより少ない時間

●do not have much time to readでも良さそうですが、 have less time to readが使われています

because it means~  なぜなら~を意味するから

●because~  だけでも良さそうですが、because it means~ が使われています

I noticed that~  ~と気づいた

● I think~  でも良さそうですが、 I noticed that~ が使われています

store  取っておく、置いておく

●「買った本を置いておく」という表現にピッタリですよね。他の簡単な言葉 put などでも表現できますが、こちらの方が断然良いです。

however  しかし

●これは、使いやすいし絶対覚えておきたいですね。but と違って、文頭でも使えるしね!

be allowed to ~ ~するのを許される

●受け身で、allow 「許す」を使う表現はよく使うので覚えておきたいですね。

否定文でも良く使います。

I am not allowed to ~ ~するのを許されていない

since~  ~だから

●理由をあらわす since 。because ~ばかりになると単調になりますからね。since は「~以来」の意味では知ってるけど、この「~なので」はあまり定着していない人が多いかもしれませんね。

take (my) time  時間をかける

●簡単な表現だけど、結構出てこなかったりする表現かな

it is possible to~  ~することは可能だ

● I can~ よりずっと高度なイメージのする表現だよね

for many different purposes  沢山の違った目的で

●これは色んな英作で使えそうな表現だよね!purpose 「目的」さえしっかりスペルを入れとけば、簡単に使える!

specific  特定の、明確な

●「特定の」は particular でも良いね。どちらもちょっと高度な単語なのですが、使えると便利です!しっかりスペルと意味を覚えておきたいですね!

 

 文法

不定詞や受け身や比較、when/ifを使った文は皆さんおなじみな言い回しが多かったので省きます。その他、点数アップの為に使ってみたい文法を紹介します。

①関係代名詞

books that I buy from a bookstore / books that I borrow from a library

(本屋で買う本 / 図書館で借りる本)

 

最初の意見表明で

I like to buy books at a bookstore better. 

(私は本屋で本を買う方が好きだ)

とせずに

I prefer to read books that I buy from a bookstore.

(私は本屋で買った本を読む方が好きだ)

にすると、文法的に高度ってことになるかな。

※私的には、I like to buy books at a bookstore better. で全然オッケーだと思うけど

 

 

 ②複合関係代名詞(名詞節を導くバージョン)

whatever~  ~するモノ、コトはなんでも

whatever の後に 主語動詞 がきます

I can do whatever I want with the books.

(私は、私が本にしたいことは何でもできる)

●ちょっと難しそうな表現ですが知っていると便利!

例)She gets whatever she likes.

(彼女は、彼女が好きなものは何でも手に入れる) 

 訂正されたところ

実際、英作文がどのように直されたのかみてみましょう。

 

However, there are some demerits to read of reading books in the library.

(しかし、図書館で本を読むことのデメリットがいくつかあります。)

● to read で「読むこと(名詞的用法)」と出来ますが、 demerits につなげて「読むことのデメリット」とはなりません。demerits to read だと形容詞的用法として不定詞が使われることになり、「~するための、~すべき」「~するという(同格表現)」などといった意味になってしまいます。ここでは of reading (読むことの)で表現します。

 

 

We don't have to line it , because we don't have to dirt it.

→We don't have to draw lines in books, because we must not make them dirty.

(本に線を引いてはいけません。なぜならそれらを汚してはいけないからです)

●本に線を引く→draw lines in books ですね。

line には「線を引く」「線でしるしをつける」という動詞もありますので、line books で「本に線を引く」と言える気もしますが、一般的には draw lines in books が分かりやすい表現、ってことですね。

※この前半部分、don't have to の所に訂正が入っていませんが、must not が正しいと思われます。「本に線を引いてはいけない」と言いたいはずですから。don't have to のままでは「本に線を引く必要はない」になっちゃいます。採点ミスかな。それとも、このままでも意図することが伝わるってことなのか?うーん、そうは思えないけど。

●don't have to → must not

後半は訂正が入っていますね。「~する必要はない」と「~してはいけない」は全然意味が違うので注意!

●dirt it → make them dirty

dirt は「泥、不潔なもの」といった意味の名詞です。「汚す」という表現は作為動詞のmake +O+C「Oを~にする」を使って、make them dirty 「それらを汚くする」とします。ここでは「本」は「一般的な本」の事ですから複数形になます。なので、代名詞は it ではなくthem でうけますね。

 

But, in the library, other people may borrow books, we can't read books when we want to read.

→But, in the library, other people may borrow books, so we can't read books when we want to read.

(しかし、図書館では、他の人が本を借りています。だから読みたい時に読めません。)

●文のつなぎが必要ですよね。〇〇, so △△→〇〇、だから△△

※文頭の But には訂正が入っていませんね。普通は文頭のbut は避けた方が良いとされています。特に英作文では。however なら良いんですけどね。

 

う~ん。123語という割と長い英作文のなのに、たいして直されてないんですよね~。

平易すぎる表現、繰り返しの表現が多かったため点数が伸びなかった、ってことですかね、やっぱり。 

 どのように書いたら点数が伸びたのか

では、どうやったらグレードをもっと上げられたのか英作文を作り直してみましょう。

 

I like to buy books at a bookstore better.

I prefer to read books that I buy from a bookstore.

●もともとの文でも良いけど、こうすると少し表現が高度になるかな?

 

However, there are some demerits to read books in the library.

However, there are some demerits of reading books in the library.

●不定詞と動名詞の使い分けに気を付けて書いて減点を減らす

 

理由1は文法を訂正しながら構成も変えていきます

First, in the library, we can't drink juice, and eat something. So we can't relax. And we don't have to line it, because we don't have to dirt it.

→First, We have to handle books from a library with care.We must not make them dirty. We need to be careful not to spill juice or drop food on books when reading, and moreover, it is not allowed to draw lines in them since they are not ours.

(まず、図書館の本は丁寧に扱わなければなりません。汚してはいけません。読んでいる時にジュースや食べ物をこぼさないよう気を付ける必要があるし、自分のものではないので線を引くことも許されていない。)

● not to~ ~しないように

● spill juice / drop food  ジュースをこぼす、食べ物を落とす

● when ~ing  ~している時に

● and moreover そのうえ

● since~ ~なので

 

理由2は同じ文言が繰り返されているのでそこを直します

Second, if we buy at the bookstore, we can read books when we want to read. But, in the library, other people may borrow books, we can't read books when we want to read.

Second, we can read books that are bought from a bookstore whenever we want to. On the other hand, we have to wait for books in the library to be returned if they are borrowed.

(次に、本屋で買った本は読みたい時にいつでも読める。一方、図書館の本は、もし借りられていたら返ってくるのをまたなければならない)

●books that are bought  買われた本 (関係代名詞受け身

●whenever~  ~の時はいつでも(複合関係副詞)

●on the other hand  一方

●wait for to  ーするのを待つ

※wait for books in the library to be returned

図書館の本返されるのを待つ

 

これくらいの、表現と文法を使えばそもそもの「基礎点」のようなものが高くなり、文法のミスを何個かしても高いグレードを保てるのかな?と思います。

 

中学校で習う基本的な単語や文法だけでは、長く書いてもあまり点数はもらえない感じですね。模範解答の感じからすると、英検2級くらいの表現が使えれば上の方のグレードが狙えそうです。