先日は中学校の卒業式がありました。
式では、子供の義務教育が終了した、という晴れ晴れとした気持ちと、更に一歩自分の世界へと旅立っていくんだなあ、という寂しい気持ちが入り混じっていました。
子供たちが入場してきた時に、みんなの入学式での姿を思い出し、「大きくなったね。みんな立派になったね。」といきなり涙ぐんでしまいました。←はやい
でも、式は、長くて退屈なもので(笑)、そのあとはただひたすら時間が過ぎるのを待っていたような状態だったわけですが、卒業生代表による答辞で、思いっきり泣かされました。
答辞を読んでくれた学年代表の子が読みながら泣いていたので、みんな一気にもらい泣き。。。
うちの子が通っていた中学校は市内でも指折りのガラの悪い学校という噂でした。ちょうど子供が入学する年に、市から特別な校長先生と生活指導の先生が派遣されてきたくらいです。校長先生は意志の強さが体中から溢れ出ているような風貌、生活指導の先生はスキンヘッドで屈強な体。これは、反抗しにくい!というお二人でした(笑)
生徒の成績もピンからキリまで、真面目な子から荒れてる子まで、色んな子がゴチャ混ぜ。実社会の縮図のような場所だったと思います。授業も当たり前ですが水準の高いものではありません。でも、こういった中で「自分はどう生きるのか」を選択し続ける、子供にとって、良い経験をつんだ三年間だったのじゃないかな。と思います。
我が子も1年生の後半にクラスのグループでハミられたりした事もありました。イジメという程ではなかったと思いますが本人にとっては一大事だったと思います。私もその時はとても心配しました。心配したといっても何が出来るわけでもないのですが、子供の愚痴につきあったり、いざとなったら私が学校に出て行くで!ほんで、更にどうしようもなかったら学校なんて行かなくてもいいで!などという話をしていた記憶があります。結局、そのあとほどなくしてクラス替えがあり、事なきを得たのですが、なかなか苦しい時間でした。でも3年生でまた同じクラスになったそのハミった張本人と今では大の仲良し。といっても、「またハミられるのでは?」という思いはずっとあったそうです。(でしょうね!)でも今回はお互い少し大人になっていたこと、そして、ある程度の防衛策をとっていただろうこと、が功を奏したのか?無事に仲良しのまま卒業。
良かったね!
思春期の子供達の世界は危なっかしいけれど、そこで自ら学んだことは一生の宝になるだろうなと思っています。
部活も習い事も辞めることなく忙しい中頑張り続け、勉強はほどほどだったけど(笑)、3年間本当に偉かったね!
卒業おめでとう!!
オマケ
そんな学校ですので、保護者の方でもユニークな方がいます。入学式の時には目の前に座っていたお母さんがド金髪でビビりました。(笑)
今日のベストドレッサー賞は着物を着てきていたお母さんかな。
髪の毛が特にユニークでした。入学式の時の金髪のお母さんかなあ!(^O^)
そういう私も娘の反対を押し切って
ピーコック色のコートを羽織っていきましたが。
そうそう。
卒業式の後には、やんちゃな子達が特攻服を着て学校にやってくるというのが伝統だそうです。(どんな伝統だ!)
特に先生をシバキにくるわけではないそうで、お祝いの気持ちを特攻服で表しているだけのようですよ?
赤とか青とか白とか黒だったりします。
なんかオサレ!
仏恥義理(ぶっちぎり)とか刺繍されてます。
卒業 という文字や、中学校の名前も刺繍されているので、この時の為だけの晴れ着なんでしょうねー!すごい!