最近日本語を教え始めましたヨーコです。日本語ネイティブではありますが、日本語のティーチングのド素人ですので、事前準備とレッスン後のフォロー作業にかなり苦労しております(当然だ!)。英語を教え始めた時の事を思い出すな~と遠い目になりながら頑張っております。
少し時間に余裕がある時は、準備とフォローの合間に、自分の勉強として日本語文法の本を最初から読む、という事をしております。これが面白い。「言語のマニアだから日本語の文法を面白いと思う」というより、この文法書自体が非常に日本人ぽいっ!!という点で興味深く読んでいるという感じです。
まず、文法書ってもんは理論を理路整然と述べてあるもんだ、いうつもりで読み始めるわけですが、まあ、全く理路整然としていない(笑)。
文法書なのに
◆ 話が蛇行する
◆ ちょいちょい言い訳が入る
◆ 要点がボケる
おいおい!
昔、言語の在りようを絵にした表ってのを見たことあるんですけど、なるほどそういうことか!と合点しました。
結論に辿り着く気が無い言語
それが日本語(笑)
私が使っている文法書に限ったものかもしれませんが、なんせ文字が多い!
説明が長いっちゅうか、ツラツラしすぎ。そして結局どういう事なんだろう?なる。やっぱり、「日本語の構造」が要点をボケさせるんだよなぁと実感しています。理路整然としているはずの文法書にまでその影響がでているのだろうと。
なぜ、「日本語は結局結論が分かりにくい」となるのか、は「大切な部分」が日本語の構造上分かりにくいからですよね。
文法書にあった1文からも日本語の仕組みがイメージできます。
「文は動詞や形容詞などの述語と呼ばれる部分にいくつかの名詞句が結びいてできています。」日本語文法ハンドブックより
英語は、並べ方がキチっと決まっていて、文を作る時はパズルをはめていくような作業です。ピースの形が決まってて「この形はここにしか入らない」とかがある。
一方日本語は「述語」に色んなものが結びついているという感覚。
こういうこと↓
もうこの図でイヤになるよね(笑)
しかも、英語は「大切な事を最初に言う」という性質上「ここをしっかり読めば文の意味が把握できる」という部分があるわけだけど、日本語はそもそも形がモヤっとしてるので「どこに大切な要素がくるのか分かりにくい」のだと思う。一応「述語」を中心とした構造らしいので、文の意味を読み取るためには、文の最後まで気を抜けない。でも、途中で色んな情報があっちからこっちから降ってくるので惑わされ、「結局何が言いたかったんだぁー!」となるのだと思います。
実に面白いですね。(笑)。
良いように言えば、「自由度が高い言語」なのでしょう。自由度は高いとはいえ、「不自然に聞こえる表現」というものは星の数ほど存在しており、それをどう使い分けているかを明確に示すのはかなり大変そうです。日本語で書いてある日本語の文法書がややこしくなってるのは、そういう意味でも「しょうがない」気がしますね。
英語で書いてある日本語の文法書はその辺どうなってるんでしょうね!もしかしたら、もっとシステマチックに説明してあるのかもしれませんね。非常に興味深い!
この動画も面白かったし分かりやすかったです。
「は」と「が」の働きについて。
「は」とか「が」をつければ「主語」になるってわけじゃない!という説明ですね。
確かに~~~(^o^)!(全く意識してなかったけど!)
とにかくもっと日本語について知りたくなってきました。英語の説明の方が分かりやすそうだから(?)英語の日本語文法説明も色々見てみよう~っと。