英検®準2級の二次試験(speaking)を受ける時に気を付ける事を一つずつみていきます。どこを気を付けると点数を落とさずにすむのか考えてみましょう。
音読
3級の時の注意と同じです。
◆5点
これを満たすのは結構大変ですよね!
◆4点
4点取れれば万々歳だと思います!
◆3点
パッセージの内容が聞き手になんとか伝わるかどうか!がポイントです。
◆2点
パッセージに関する質問
◆時制に気を付けましょう。
◆代名詞を使いましょう。
◆ピンポイントで答えましょう。「この辺りが答えかな~?」と長々と読み上げると減点されるでしょう。
絵に関する質問
◆時制に気を付けましょう。(進行形を使いましょう。)
◆5つの動作、1つにつき1点でしょうから、5つ全部言えれば5点満点。
◆答えた文の中に文法的な間違いが入っていたら減点されるでしょう。(1つにつき1点減点!とかではないと思いますが、複数間違えればマイナス1点は必ずされると思われます。)
◆2つのポイントを正確に言えれば5点。1つのポイントだけ言った場合は減点。
◆ポイントを言えていたとしても、文法的に間違っていれば減点でしょう。その場合、表現が「間違いを含むものの相手に誤解を与えない」かどうかを基準として減点度合いが決まると思われます。
例)2つのポイントを言った→5点 もらえるはず。
その文が完璧→5点キープ。その文が相手にどの程度誤解を与えるかで、5点から1 or 2点減点。
例)1つのポイントだけ言った→3or4点 もらえるはず。
その文が完璧→3or4点キープ。その文が相手にどの程度誤解を与えるかで、3or 4点から1or 2点減点。
考えを述べる問題
自分の考えを述べる問題が2つ出題されます。
3級と違って準2級は1つの問題の中で「理由・説明」を2つ述べる必要があります。1つしか述べなかったらもちろん減点です。
その他、以下の点に注意しましょう。
例えば「抹茶」とか「東大寺」とか、英語にしても「maccha」「Todaiji」でまかり通りそうな単語も、一応英語のサポートを加えて答えた方が良い、という事です。「抹茶→ mccha tea」「東大寺→Todaiji temple」。
◆フルセンテンスで答えましょう。
◆問題が「社会的な内容(自分の事を聞かれているわけではない)」の場合、「理由、説明」部分で、述べたポイントが2つとも「自分の周りの具体例のような内容」しかない場合、減点されると思われます。準2級からは、問題の内容が「自分の事」から「社会全体の事」にシフトしていきます。そういった問題の場合、自分の身近な事だけを例にあげて、自分の意見の根拠とするのはNGでしょう。一般的な傾向、概念、を理由に組み込みましょう。
例)Do you think people should stop using plastic bottles?
✖ Yes. My friends stopped using them. I don't want to use them, either.
こういった「自分の周りの具体例」のような事を何個言ったとしても5点は取れないと思われます。
〇 Yes. Plastic bottles are not good for the environment. I don't want to use them.
一般的な概念が入っていますので、OKです。二つ目の文が「具体例」でも構わないでしょう。
全体的に注意する事
◆どの問題も、細かな文法を間違えながらも「応答として成立している(大きな誤解を生まない)」なら3点は取れるでしょう。でも、いくら文法が完璧でも、質問とは全く関係ない内容で答えると容赦なく1点になると思われますので、質問はよく聞いてくださいね!

質問を聞き返す事は許されていますが、複数回聞き返すと減点されると思います。(時間稼ぎしてるだろ?と思われるでしょうからね。)1回しか聞き返さないとしても、変な間を置いて聞き返したりしたら、これまた「時間稼ぎしてるだろ?」と思われて減点されると思います。持ち点が1つの問題につき5点しかありませんから、1点でも減点されたら痛いです!聞き返さずに済むように集中して問題を聞きましょう!
アティチュード対策
◆緊張してぎこちなくなっているだけで減点される可能性ありですので、笑顔(作り笑顔をするくらいの意気込み)で挨拶、受け答え、しましょう。
◆テスト以外の部分でのやり取りも「すぐに、ハッキリ」応じましょう。
考えを述べる問題の練習はこちらで↓
◆簡単バージョン(トピックは健康、教育、環境、趣味、国際交流、社会問題)
◆レベルアップバージョン(トピックは健康のみです)
問題と解答のサンプルはこちら
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/grade_p2/pdf/grade_p2.pdf