【お題】都会と田舎どっちにすみたい?
英検準二級は、まだ字数が少ないので英検ライティングの基本フォームを少し簡潔にして使います。全体で50-60語になるように作っていきます。
英検準二級基本フォーム
①導入部分
②I have two reasons.
③理由1 理由2
④結論部分
①と②と④は書き方が決まっていますので、実際、英作文で大切なのは③の理由を述べる部分のみです。
①と④の書き方はこちらへ
ではどうやって作るのか見てみましょう。
お題
Do you prefer living in a big city or in the country?
(大都市と田舎どちらに住みたいですか?)
まずは、ブレインストーミングしてみましょう。
ブレインストーミング
「田舎に住みたい」で考えてみましょう。
田舎に住むメリットを書き出しましょう
① 空気がきれい
② ゴミゴミしていない
③ うるさくない
④ 自然が多くて癒される
⑤ いつもいつも、急いでいなくてもよい。
などがパッと思いつきますね。
最低限の準二級ライティングでは、この理由部分で使う語数は30~40語くらいですので、パッと思いつくものだけで、ほぼまかなえます。
英語にする
英訳例
※country という単語は「国」という意味で有名ですが、 the country とthe をつけて「(都会に対して)田舎」という意味にもなります。
① 空気がきれい
The air in the country is clean.
(The air in the country までが主語部分となるSVCの文)
② ゴミゴミしていない
The country is not crowded.
(be crowded で「混み合った」)
もしくは
There are not many people.
(There is / There are 構文)
③ うるさくない
The country is not noisy / loud.
④ 自然が多くてリラックスできる
There is lots of green in the country.
(There is / There are 構文)
I feel relaxed.
⑤ いつもいつも、急いでいなくてもよい。
We do not need to be in a hurry all the time
(need to~ → ~する必要がある)
(all the time →いつも)
構成
これらの文を語数の指示に合うように切り貼りして文を構成します。
上の5つの理由は分類すると
①と④が「田舎だと自然が満喫できて良い」という括り。
②と③と⑤が「ガチャガチャしてなくて良い」という括り。
なので、理由1として①④、理由2として②③⑤を使いましょう。
理由の1つ目は First, 理由の2つ目は Second, と始めます。
First, the air in the country is clean.There is lot's of green in the country. I feel relaxed.
Second, The country is not noisy. There are not many people. We do not need to be in a hurry all the time
ここで、何回も出てくる名詞を代名詞に変えたり、文の繋がりをスムーズにするために接続詞を入れたりします。
First, the air in the country is clean.There is lot's of green in the country there. I feel relaxed.
Second, The country is not noisy, because there are not many people. Also we do not need to be in a hurry all the time.
完成した文
導入部分(緑色)と結論部分(青色)を付け加えて作文を完成させます。
I prefer living in the country. I have two reasons.
First, the air in the country is clean.There is lot's of green there. I feel relaxed.
Second, the country is not noisy, because there are not many people. Also we do not need to be in a hurry all the time.
For these reasons, I prefer living in the country. (60語)
ワンランクアップ表現
① make (~させる)を使った表現。主語を無生物にする。
The clean air in the country makes us feel refreshed and comfortable.
(田舎の綺麗な空気が、私達をリフレッシュさせ、居心地よくさせる。(←直訳しています))
②live a slow life(ゆったりとした生活を送る)
under less stress (ストレスの少ない状態で)などの表現を取り入れる。
We can live a slow life under less stress.
(ストレスの少ない状態で、ゆったりとした生活を送れる)
まとめ
単純な理由を数個思いつくだけで良いし、英語にするときの文法もそんなに難しくなくても大丈夫、と分かって頂けたでしょうか。ですが、ここで紹介した作文のレベルは「最低限のライティング」ですので、細かな文法ミス、スペルミスを重ねると合格ラインを下回ってしまいますのでご注意を!
最低限の文法事項
英語にする時に使う文法は、英検準二級でしたら高校生の内容(1,2年)まで含んでいてほしい所ですが、最低限の英検準二級ライティングとして必要な文法事項は中学生までのもので十分です。その中でも中2までに習う文法事項でほとんどまかなえます。
特によく使うのは
①接続詞の文
②不定詞・動名詞
③there is / there are 構文
④比較
※関係代名詞も使えるにこしたことはありませんが、使えなくても何とかなります。
※現在完了形もほとんど使いませんのでご安心を。意見を述べるタイプの英作文では現在形、過去形、未来形がシンプルに使いこなせれば十分です。(実際使うのは、ほぼほぼ現在形だけです。)
※比較も、ごくごくシンプルなものだけで十分です。
気をつけること
①主語は基本 we 。自分のエピソードとして述べる時は I 。不定詞の文の仮主語を置く時はit 、既出のモノやコトを主語にする場合、単数なら it / 複数なら they 。
②名詞が出てくるときは、数に気をつける。数えられる名詞を裸のまま(冠詞や所有表現をつけなかったり、複数形にせずに)使うことはありません!
二次試験対策はこちら
【お題】 Do you think it is better for people to eat at home or at restaurants?
の添削例、解答例はこちら