職場へ行くとネイティブの先生がいます。お互い準備が忙しいのでいつもたいして話はしません。が、朝のご挨拶はさすがにします。
Hello! How're you?
鉄板ですね。
Good! and you?
これまた鉄板。
Good!
ヒネリがない。笑
これで会話はほぼ終わり。ってこともよくあります。でも、これだけで、お互いちょっと距離が近づく気がしますね。お互い気遣いあったね。ってことで。
昨日は、こんな答えが返ってきました。
Humidity makes me sad.
これは、食いつきたくなりますね!
「湿気が私を悲しくさせる」
こんな言い方するんですね~。
私は、え?どゆこと?みたいな顔をしました。(英語は喋ってない)
すると、湿気がどれだけイヤかについて語りだしました。
ペラペラペラペラペラペラペラ
この最中に、彼はオデコを触ったり、腕を触ったり、脇を触ったり、どれだけ湿気が気持ち悪いかのボディランゲージを怠りません。恐らく、ちょっとの単語しか聞き取れなかったとしても、humidity が「湿気」であると知っていれば、なんとなく話の流れは分かったでしょう。
ネイティブ「ペラペラペラペラペラペラペラ…」
私「sweaty?(汗っぽい)」
すると、そうそう!ってな感じで更に
ペラペラペラペラペラペラペラ…
よっぽど嫌なのねー!どこ出身なんだろう?と思ったので
私「Where're you from?」
ネイティブ「Seattle」
国で答えるかと思ったら都市で答えたので、ちょっと「?」となりました。シアトルの発音も 「すぃあーどー」みたいですしね。でも、答えの範囲としては場所の名前を言ったに決まってるので推測はできますよね。
私「not humid there?」そこは湿気ないの?
ネイティブ「Compared to Japan」日本に比べればね
私、ねー!日本の湿気嫌よね、みたいな顔をする。
私が発した言葉は
sweaty?
Where're you from?
not humid there?
だけでしたが、彼は沢山喋ってたし、お互い何だか色々コミュケーションとったよね!という気分になりました。
ここで注目して欲しいのは、私が言った言葉は全部「質問」だということです。「相手に質問する」というのは、とても使えるスキルだと分かります。質問に答える方が、質問する方よりずっとずっと大変です。実際、彼はメチャメチャ色々喋ってましたから。
英語に苦手意識があると、ネイティブと一緒になると、なるべく黙っとこう…と思うと思いますが、沈黙の空間を心地よく思わないネイティブはあなたに何か質問をしてくるかもしれません。そうなったら大変です。だって、答える方が何倍も大変なんですから!ですので、こんな時は自分から、質問しちゃった方が良いです。もちろん、ネイティブの答えが一言も全く分からなかった!場合は、そこで終了ですが、単語が何個かキャッチ出来た場合は、その単語を使って、更なる質問をすればよいのです。文じゃなくても、その単語をそのままリピートするだけで、ネイティブは話を膨らませてくれるでしょう。そうなったら、お互い、何だかコミュニケーション取れたよね!距離が近づいたね!って思えるはずです。うんうん。っていっぱい聞いてあげるだけで相手は嬉しいはずだし。
旅先で、自分の街で、English speaker の方に出会ったら、ぜひ「質問」してみてください。ちょっと通じ合わない所があったとしても、なんにも交流が無いのとは段違いに心にも頭にも色々残ります^^