今回は文の形を正確に作れるか、と、文脈をしっかり理解して文を作れるか、を問う問題達です。
では、行ってみよう!
今日は2018年度(2019年1月実施)のセンター試験より
「第二問のBとC、計11問」です。
まず、こちらで問題を解いてみて下さいね!↓
※PCは別ウィンドウで開きます
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/01/19/20190119hrc00m040001000q/0.pdf?1
それぞれの文の訳や問題の解説をしていきますので、ご参考下さい。
第二問 B
【問1】
答え 2 how / 5 will
訳
ユキオ:新しい入場IDシステムが来月導入されるって聞いた?
ルーカス:本当?それ必要かなぁ?現在のシステムを取り換えるのにどれくらい費用がかかるのかねぇ。
(入場IDシステム…て。ショボイ日本語しかでてこない(笑)entrance ID system )
解説
●解答部分は I wonder how much it will cost の順になります
● how の方は答えられるけど、willの所を間違えそうですね。もともと疑問文は
how much will it cost? ですからね。でも間接疑問文になると語順がもとに戻るんだよね。
【問2】
答え 6 the / 2 my
訳
デービット:イングランドへの旅のプランはどんな感じ?
サキ:最初の数日ロンドンで過ごして、それから滞在の残りの期間はケンブリッジで過ごすつもり。
解説
● 解答部分は for the rest of my stay になります
● the rest of~ 「~の残り」という表現を知っているか、stay を「名詞」と見抜いて my で修飾できるか、を見る問題ですね。
【問3】
答え 2 difficult / 6 yourself
訳
ジュンコ:昨夜行ったパーティはとってもうるさかったわー。四六時中大声で話してたからまだ喉が痛いわ。
ロナルド:そうだね~。そういう混雑した場所で自分の声を届かせるのって難しい時あるよね。
解説
●解答部分はIt can sometimes ( be difficult to make yourself heard) in such a crowded place になります
● It can sometimes の後に、動詞の be をちゃんと置けるか、make oneself heard 「自分の事を聞かせる」の表現を知っているかどうかを見る問題ですね。be 動詞の事は忘れがちだから気を付けないとね。それと 「使役動詞の make 」の過去分詞を使うバージョンは make oneself heard / make oneself understood の二つしかほぼ出てこないので覚えておくと良いですよね。
サブブログで使役動詞の「使役動詞+O+過去分詞」の形の記事を書いてますので参照ください↓
第二問 C
【問1】
答え 6
訳
美術館ガイド:今月は来場者が減ったよね
美術館警備員:多分、二階の工事のせいだよね
美術館ガイド:そうだね。あそこの「エジプトの宝」の展示はいつも沢山の人を惹きつけてたもんね
美術館警備員:だから最も人気のあるエリアが閉鎖してる間はお客が減るのはしょうがないね
解説
● 解答は it can't be helped that there are fewer people while the most popular area is closed. となります
● it can't be helped で「どうすることも出来ない / 致し方ない」
●fewer で「より少ない」
●while の後には節が続きます。duringの後には節は続けられません。duringは「前置詞」だからです。
【問2】
答え 2
訳
マサ:昨夜の野球の試合は今シーズンで一番長かったって聞いたよ。君、そこにいたんだよね?
アリス:そうなの。球場でライブで見てるし、すごく興奮する試合だったよ。
マサ:終わったの、遅かったんだろうね。どうやって家に帰ったの?
アリス:そう、すごく遅かったわ。最終電車にかろうじて乗れたわ。すごく混んでたけど、他の何百人ものファンと一緒に乗ってるのは楽しかったよ。
解説
●解答は I was barerly able to catch the last train.
● barely は「かろうじてある 」時に使う。肯定文になる。ここでは、「最終電車になんとか乗れた」という意味になる。
●文の流れ的に、「電車に乗れた」意味にならないとダメなので miss the last train や catch a taxi などになってはいけない。
【問3】
答え 3
訳
テツヤ:今日、ジョンを見てないなぁ
ブレント:彼は病気で、数日間仕事を休むって聞いたよ
テツヤ:それはお気の毒に。彼って、今日これからある会議の責任者じゃないの?
ブレント:そうなんだ。残念だけど会議は来週まで延期しないとダメだね(=直訳:残念だけど、会議は来週まで延期されないとならないだろう)
解説
●解答は I'm afraid the metting will have to be put off until next week.になります
●I'm afraid of の後には節は続きません。of は「前置詞」だから。
●be held だと「(会議が)開かれる」 be put off だと「(会議が)延期される」
●数日間休むというのでuntil this evening 「今日の夕方まで」の延期ではダメ
まとめ

基本的に「覚えておくべき事」を覚えていれば、結構まともに解けたんじゃないかな。そんなにひねくり回したような問題ではなかったね。
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