吹奏楽の府大会を鑑賞してまいりました。感想を一言でいうと
スゲー!!!
県レベルの大会でこれ?え??!
一体、高校の吹奏楽の世界は本当にどんな事になっているのでしょうか。
全国大会のレベルって本当にどんなんなんだろう?!
もはや、うまいとことそうでないとこの区別は普通の音楽愛好家には区別出来ないのではなかろうか…と想像します。
とにもかくにも、とても貴重な時間を過ごさせてもらった。という気持ちです。
金賞代表をとる学校はもう住んでいる世界が違っており、ちょっとやそっと頑張ったところでその足元すら見えないであろう、というくらいの出来でした。課題曲(特にマーチ)の安定度はもう、なんだこれ?CDか?というほどで、焦るとかハシルとかリキムとか音を外すとか、あるわけねぇ。なんなら、コンクールで弾いているなんて誰ひとり思ってなくて、練習室で「はい、合わせマース」って超リラックスして弾いている風でありました。曲の解釈が完璧で、今まで不完全なマーチを聴いていた私なんぞ、はじめて「ああ!こういう曲だったのか!」と思ったほど。
まあ、この辺りのことは、吹奏楽業界では「まあ、そうだよねー」な事なんでしょうね。恐るべしです!
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コンクールでは、色々なレベルの学校の演奏を聴くことになるわけですが、演奏を聴いている時、私は感情が顔に思いっきりでるタイプです。なので学校によって全く違う顔で聴いています。
安定してて上手い学校を聴いている時は「いいね、いいね~」と微笑んで聴いています。
ナイス~♫
音を外したり音がゴチャってくる学校を聴いているとしかめっ面になってきます。
どないなってんねん
今回は、このいつもの2パターンに加え、めっちゃいい!!バージョンが登場しました。もう微笑みをこえてニヤつきに突入。
はう~~♡
そして、今回、もう一つ。
もうね、コンクールであることを完全に忘れた瞬間でした。引き込まれすぎてなかなか戻ってこられなかったっす。ここは音ももちろん凄かったのですが、休符が凄かったっす。休符がすごい。笑。全員がお休み、っていう場面が何度かあったのですが、音のない瞬間での空気感が凄かったという感じ。もうこんなの唖然とするしかない。
………!
そして、我が子の演奏を聴く時。
もう、イイとかワルイとかないよね。今まで練習してきた難所が出てくるたびに、決まってくれ~とお祈りしたり、音を外すたびに「うわーー!」とガッカリしたり、みんなの気持ちがのってくれば「よし!」って思ったり、とにかく忙しい。そして最後は号泣だ。
がんばったのー
娘にとっても私にとってもとても良い経験でした。演奏が終わったあとに、あまりのレベルの違いに、結果を聞く前から金賞は完全に分かっている状態で、「これって大会する意味ある??」とヤケっぱちな気持ちになりましたが、でも、こういう世界があるんだなーと知れたこと、こんな中で演奏する経験ができたことって、やっぱり貴重だなと思いました。
来年もまた来れるといいね!