私は、新月を迎えて、その後満月に向かって月が満ち始める頃、やたらとエネルギーが漲ります。体力が無いので「無駄にテンションだけ上がって困る期間」なのですが、内なる叫びは抑えられないのだからしょうがない。
こんな時に聴きたいのは ベートベン交響曲第七番。(のだめカンタービレで一躍有名になったあの曲です)。この曲には、「行くぞーーー!!!!!」「やったるでーーー!!!!!」の精神があちこちに散りばめられている感じがします。無茶なこともやっちゃいます!やれちゃいます!という感じです。しばしば頭に浮かぶのは、重い荷物を自分のキャパを超えてでも引っ張ってってやる!という蒸気機関車の絵面(特に4楽章)。すっごい疲れる感じです。でも気合で乗り越えていく!エネルギーが漲ってくる時はこの感覚が心地よい!
しかし、聴き終わったらグッタリ(笑)
お疲れモード、リラックスしたいモードの時には聴けない曲ナンバー1。
因みに、プロオケでバイオリンを弾いている先輩の話によると、演者もこの曲はメチャメチャ弾いていて疲れるそうです。弾き終わったらグッタリ(笑)
ホルン吹きの方にとっては鬼門のような曲らしいですね。プロオケの入団試験に使われたりもする曲だとか。そういえば、アマオケで選曲にこの曲が上がってもホルンに却下されるというのが定番ですよね。とにかく、演奏する方もすごいエネルギーを必要とする曲だってことですね。なので受け取るこちら側もそれ相応の体力を求められているのかも。
しかし聴いている最中のエネルギーの高まりは半端ない。
ぜひお試し下さい。
※貼り付けてあるAmazonの商品とYouTubeの演奏は一致していない場合があります。指揮者とオーケストラの生み出す音楽の傾向を知る事は出来ますので、その参考としてYouTubeを鑑賞してください。
ベートーベン:交響曲第七番
クライバー×ウィーンフィル
いつも聴いているのはクライバー。大好き!!軽快だけど、軽率ではない、心地よい曲運び!飛ぶようなウキウキ感とガッツリとハートの真ん中に打ち込まれる力強さをどうやって混在させているのか全くもって謎なんだけど、とにかく最高!

- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ベートーヴェン,クライバー(カルロス)
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1996/10/02
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
カラヤン×ベルリンフィル
スラー気味というかテヌート気味というか、なんて言っていいか分からないけど、全体的に糸引系。1楽章、地底から這い上がってくるような低弦。カッコイイ。2楽章はこれくらい重いのがイイかもなあ。ピチカートもズンズンして響いてくるのイイなあ。3楽章、重い!(てかクライバーのが軽快すぎるのか?)4楽章も重くなるのか?と思ったら、4楽章速い!でも重厚さは健在!ナイスです!4楽章も低弦がいい仕事してるわぁ。

- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ベートーヴェン,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: CD
- 購入: 5人 クリック: 71回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
佐渡裕×ベルリン・ドイツ交響楽団
AppleMusicで検索して聴いたんですけど 1楽章は聴けない設定です。涙。
2楽章、何だかすごい雰囲気。おどろおどろしいともちょっと違うんだけど、出だしからすごい集中を感じて、ゾワッとする。いつも他の演奏では聴こえない音が聴こえるのも面白い。ちょっとモッチャリするんだけど演出が変わってて飽きさせない感じ。バイオリンがバロック音楽のような音を出している。3楽章、なんか不思議だ。なんだろうなあ、これは。パーツパーツで色を変えているというかなんというか。全体的にこういう雰囲気の楽章!って言いにくい。聴いていて面白いと思う。4楽章、速!!!じっくり攻める所はじっくり攻めてるんだけど、全体的に凄い速い印象!これは団員の皆様、「え~~!」とかならなかったでしょうか?(笑)
なんだか、団員の「クッソー!やったるやんけ!!」的な気合を感じます(笑)
イケーーーーーー!!!!!度満点。
しかもこれ、ライブなんですねー!凄いです。
※YouTubeでは見つけられませんでした