※2020年11月25日にリライトしました※
英検3級のライティングを小学生、もしくは中学1年生が書く場合の最低限のバージョンをお伝えします。
考え方の指導
まず「英検のライティングはとても単純だ」という事を示してあげましょう。
◆自分の意見と、理由を考え出す
意見は思いつくものの、なかなか理由を思いつけない子の場合、
①自分のことじゃなくてよい
②一般的にどんな事をみんな思うかな?
とすると理由がでやすくなります。
自分の意見は出てこなくても、普通他の人はこう思うんじゃないかな、という意見は結構出てきますからね。
3級は字数が少ないので本当に一般的な事だけで大丈夫です。
◆英語にする(簡単なもので良い)
英語にする時には、思いついた単語(アイデア)に
①「主語」をつけて「動詞」をおくこと。
②修飾する文言を少し付け足すこと。
③名詞が出てきた時には、数と冠詞に注意する。
難しい文法事項は使わなくても基本の文の形が出来ていれば最低限の合格点はもらえます。
英検ライティングの基本の形(テンプレート)
①自分の意見
②理由1
③理由2
これが基本の形です。
【お題】で練習
・あなたは外国人の知り合いから次のQuestionをされました。Questionに対し、あなたの意見と理由2つを英語で書きなさい。 ・語数の目安 25~35語 ・かならずQuestionに対応した答えを書いてください。
Question What country do you want to visit? |
問題は「どこの国に行きたいですか?」
自分の行きたい国を決め、理由を2つ考えます。
アイデア
①フランス
②有名な場所
③美味しい料理
構成
①自分の意見 「私はフランスへ行きたいです。」
②理由1 「そこで有名な場所を訪れたいです。」
③理由2 「素敵なレストランで、美味しい料理も食べたいです。」
英訳例
① I want to go to France.
② First, I want to visit famous places there.
③Second, I want to eat delicious dishes at a nice restaurant. (25文字)
●使用したちょっと特別な文法事項は不定詞のみ。
●不定詞を理解していなくてもwant to~「~したい」という表現さえ導入しておけば対処可能。
まとめ
指導のとっかかりとして、「ややこしい理由はいらないこと」「簡単な英文でできること」を実感してもらうと良いと思います。作文の構成はすぐに出来るようになります。テンプレートみたいなものですからね。

理由部分を考える練習をいっぱいしよう!