現在の大学受験が2020年度から変わりますよね。その新システム導入に向けて先日プレテストなるものが実施されました。その問題が一部新聞に掲載されましたので、「一体どんな問題だったのか」見ていきたいと思います。
問題の内容
問題の内容
リーディング、ライティング部分
●問題文も問いも全て英語で示した。
●国際的な指標CEFRを参考にA1~B1までの問題を組み合わせた。
●筆記は、授業でディベートを行ったりグループでプレゼンテーションをしたりする準備として、記事を読む問題などを出題。
●「読む力」の把握を目的とし、発音、アクセントの問題は出さなかった
リスニング部分
●リスニングは、実際のコミュニケーションの場面をより重視した。
●B1程度の力を求めると胃の読み上げの回数は、基本的に一回。
●内容を聞き取りやすくし、解答の時間を増やすため、問題の間隔を長くした
1つ1つどういう事か見てみましょう。
●問題文も問いも全て英語で示した。
問題が英語なので難易度は上がりますよね。でも、問題文は大体同じような文言になりますし、テストの内容より難しい文が出てくるわけではないと思いますので、そこまで負担にはならないと思います。
●国際的な指標CEFRを参考にA1~B1までの問題を組み合わせた。
「6段階あるレベルの3段階までのレベルを出す」という事ですね。国際的にみて、ちょうど真ん中のレベルまでの問題を出すと。
●筆記は、授業でディベートを行ったりグループでプレゼンテーションをしたりする準備として、記事を読む問題などを出題。
新聞には筆記の問題が載っていませんでしたので、実際どんな問題だったのかは分かりませんが、恐らく「何かの記事を読ませてから、それに関しての意見を問う」という問題だったのではないかと思います。なので、「正しく記事を読む」+「自分の意見を英語で伝える」という技術が必要かと思います。TOEFL には似たような問題がありますね。
●「読む力」の把握を目的とし、発音、アクセントの問題は出さなかった
これ、最高!ずーっと発音とアクセントの問題なくしたらええのに!と思ってたから。実際、耳で聞いてその単語を理解できればいいわけで、字を見た時に「オー」なのか「オウ」なのかとかが判別できる必要はそこまで無いと思っているから。発音する時も、そこまで厳密に発音しなくてもよいし。文の流れとか形とかが正確である方がよっぽど重要だからね。
●リスニングは、実際のコミュニケーションの場面をより重視した。
会話っぽいものがメインになるという事ですかね
●B1程度の力を求めると胃の読み上げの回数は、基本的に一回。
うわぁぁ。一回かぁぁぁ。一回はキツイんだよね。
●内容を聞き取りやすくし、解答の時間を増やすため、問題の間隔を長くした。
内容を聞き取りやすく?なんだこれ? アナウンサーのような超正しい英語を話す人が割とゆっくり話してくれるってことかい?オーストラリアのおっさんとかイギリスの貴婦人とかみたいな聞き取りにくい英語ではないですよってこと?(笑)
解答時間を長くしてくれるのは嬉しいけど、1回しか聞けないってのは難易度高くなるよね~。
新聞に載っていた問題1
●まずは英語でレシピが書いてある(meat and potato pieのレシピ。料理手順が3段階ある。単語、表現は簡単)
●それについてのreview &comments がある(二人分:いずれも短い。20語以内)
新聞に載っていた問題2
●携帯電話の学校での使用について(3パラグラフ:1パラグラフ50~80語。)
それについてのコメント
●1件(50語弱)
新聞に載っていた問題3
●5パラグラフ(1パラグラフ100語前後。長い!)
ポスタープレゼンテーション用のポスター
●記事をまとめたもの。年表やメインポイントの箇条書き。

2020年度、もうすぐですけど…。まだまだ決まってない事だらけで不安になりますが、一応「こんな問題が出るかも…」と覚悟しておこうと思います。