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「足りない」美しさ:ラフマニノフ交響曲第二番第三楽章

ラフマニノフはピアノ協奏曲で有名ですが、交響曲第二番もとても美しいですよね。特に第三楽章は西洋のおとぎ話の世界そのままと言った感じで、今、自分がゴミゴミした小汚い部屋に居ようとも、瞬時に別世界に連れ去ってもらえます(?)。

 

色としてはこんな感じ。パステルが重なり合う~。幾重にも重なり合う~。って音。

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出だしからハーモニーが重厚。なのに軽やかさを伴う。不思議なワールドなんだよね。ブラームスも重厚だと思うけど、全然違うんだよね。あの方はともかく重い。そしてリアルで熱い(笑)。

 

ラフマニノフのこの3楽章は、音が多いのに「おとぎ話テイスト」でリアルな人間の世界のドロドロとは一線を画す雰囲気を醸し出し続けます。だから最初から最後までウットリ♡ロマンチストなあなたにピッタリ。ブラームスはちょっとえぐいんだよね、というあなたにもピッタリです!←

 

この「おとぎ話テイスト」というのは、「ハーモニーが作り出す景色」だけにとどまらず曲の構成にも影響しているように思います。なんかね、ストーリーとして、穏やかといいますかマイルドといいますか、ずーっと、音の作り出す海といいますか波のウネリにユラユラしてるって感じ。

 

あああ。何かが始まりそうだ!と、泡がブクブク湧いてきては、頂点に達することなく消えていく…。湧いては消え…。湧いては消え…。あぁぁぁ。ユラユラユラユラ~~~。

 

そして、ついに、クライマックスだ。ここは絶対にクライマックスだ。いく。いくよ。いくよ!って盛り上がっていく所は筆舌に尽くしがたい美しさ…。泣いてしまおう。ここで泣かないでどこで泣くんだ。

 

そして絶頂!

わぁぁぁぁ!

 

って思いっきり浸ろうと思うとですね、ビックリするくらいアッサリと、なんの未練もなくアッサリと、泡がはじけます。え?えええ?ちょっと?も、も、もう少し浸らせてくれようぅ。と毎回思います。

 

絶頂が短いんだよぅ!!!

 

これを、物足りないと思う私はまだ未熟なんじゃないだろうかと思っています(笑)。

 

そう。足りないからこその美しさなんだと思うのです。

曲の後半でも、盛り上がる場所がありますが(こっちがクライマックスなのかも?)でも、やっぱり絶頂までの盛り上げに対して絶頂が短い。うぅぅ。そういうプレイなのか…ラフマニノフ!←

 

おとぎ話とはそういうものなかもしれません^^

ラフマニノフの作り出すおとぎ話の世界、ご堪能下さい。

第三楽章は27分40秒から。

他の楽章も素敵なのでぜひ通して聴いてみて下さい。

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ここでもちょこっと書いたけどね↓ 

www.funkeys-english-music.com