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英語ネタ、音楽ネタ、その他諸々雑記にて。

好きな曲でプレイリストを作ったら落ちた話

こんにちは。

素敵妄想音楽サロンへようこそ。

(higanzakura109サマ、命名有難うございます(^o^))

 

三度の飯より音楽が好き。なヨーコです。

皆様、お元気にお過ごしでしょうか。

 

音楽を聴くだけで、どこにでもトリップしてしまえる体質の私。今までも音楽を聴いている時に私の中におこる「めくるめくただの妄想」をブログに書いてきましたが、今回は自分で作ったプレイリストでうっかり落ちちゃった(気持ちがダウンした)話をしたいと思います。

※これらの曲が暗いとかそういう事では一切ないです!私の問題です!(笑)

 

 プレイリスト作成

Apple Music を使い始めてかれこれ3年でしょうか。最近、Apple Music内で自分の好みの曲でプレイリストを作れることを知りました。←えぇぇぇ!

(初老ってこんな感じよ。)

 

これは、ぜひ私のプレイリストを作らなくては!

と息巻いてテーマを決めてプレイリストを作ってみたんです。

 

テーマ:胸アツで尊い邦楽

 

クラッシック音楽も洋楽も好きですが、邦楽業界にも私のお気に入りのモノ達がおります。

中でも今回は

楽曲が胸アツ+歌声が尊い=バイブ半端ない

モノ達を集めようじゃないか!

と思ったわけです。

※胸アツの楽曲という言葉は「元気が出る」楽曲というより「心が揺さぶられる」「なんでか分からないけど何度も聴いてしまう」ような楽曲、というイメージで使ってます。尊い歌声は「この人の歌声になにか魂を感じる」といった声を指します。

 

思いつくままにリストに入れて…

そして何となくスムーズな流れになるように曲順を考えて…

出来たのがこれ!

 

f:id:funkeystomusic:20200627154709j:imagef:id:funkeystomusic:20200627154715j:image

 おぉぉぉぉぉ!!!

私的に胸アツだぁぁぁ!!!

そして尊いぃぃぃ!!!

 

「胸のアツくなる楽曲」というのは、この他にも色々あるのですが、「歌声が尊い」と感じる人は実はそんなにいないのです。(これは、私にとって尊いというだけで、他の方には他の方のストライクゾーンがあると思います。)

 

私は、基本的に「少年声」がストライクゾーンのようです。

 

エレファントカシマシの宮本さん

キングヌーの井口さん

星野源さん

スピッツの草野さん

あいみょん さん

 

ほら。みんな少年声♡

 

よーし。

私の大好きが詰まったプレイリスト早速聴いてみよう!!!

 

と聴きだした私。

 

聴いてるうちに落ちました(笑)。

 

自分で自分を追い詰めて落とすとは、いやはや。

バカなのか。なんなのか。

自分で自分のトリガーをいまだに理解していないんですかねぇ。

危なっかしいたらないです。

 

では、ここから、曲紹介をしながら、私がこのリストの曲を聴きながらどういう状態になったのか、文字で再現してみましょう♪

 

曲紹介(妄想劇場つき)

RESTART  エレファントカシマシ

これは、リストの先頭に入れたい、胸アツ曲ナンバーワン!!!

あぁぁぁ。

心臓に直接「ぶっとい杭」を打ち込まれてるようです。

俺はこの場所からRESTART

この歌詞だけでも泣けるけど、声が…、楽曲が…、

骨太すぎるぅぅぅ

少年ボイスでこの骨太は反則!

私の中の「俺」が黙ってられなくなる。

一緒に叫ぶ!!!

ここからがRESTART!!!

 

と心が揺さぶられまくりました。

さすが胸アツのトップバッターだ!

 

2018年リリースの新しい曲ですが、あまり今風のチャラチャラ色んな音がするような楽曲ではなく、ぶっとい音楽。宮本さんの叫ぶような歌声とあいまって、特に中高年の皆さんの応援ソング的な代表と言える一曲だと思われます。

 

EASY GO エレファントカシマシ

カッコええ。

骨太だねぇ。これも骨太だねぇ。

でもちょっと中性的なんだよね。

さすが少年ボイス。

このギャップがなんともたまらんのですよねぇ。

 

宮本さんは中性的ですよね、なんか…。

私の教え子の高2の女の子にクリソツなんですよね。←

とにかくなんとも不思議な魅力を醸し出していて、しかも声にそれがのっている…。

バイブ半端ないです。

 

Easy Go は、RESTARTと同じアルバムに入っています。こちらは、今風のカッコよさありです。でも基本的な骨太スタンスはしっかりあり、歌詞もまた泣ける。

 

「神様、俺は今人生のどのあたり?」

 

マジ、これ思う。

若い頃には思わないけど、一定の年齢に達すると思う。

こういう心境に達した時に、エネルギー炸裂!状態で、この疑問を吹き飛ばしてくれる歌を届けてくれるエレカシの尊さよ…!

 

獣行く細道 椎名林檎と宮本浩次

これは、楽曲がまずスゲー。

カラオケで聴きたい。と思わせるバックの音達。好きすぎる。

 

やっぱり宮本さんのお声が、ストライク過ぎてズキューンです。

林檎さんは色んな方とコラボしてると思うのですが、この楽曲は宮本さんの良さを120%出す仕上がり…!林檎さん…!凄いお方だぁ!

 

そして、歌詞がですね、非常に良い。

言葉のチョイスがイチイチ秀逸。

 

「誰も通れぬほど狭き道を行け」

 

カッコイイ…!

こんな風に生きていきたいです。

 

 

と、ここまではポジティブに胸アツ!でどちらかというとテンション下がりはしない。(笑)

 

エレカシは、元気をくれる歌を歌うグループだと思うのですが、完全に「陽」ではなく、どこか哀しさをまとう「陰よりの陽」という印象を受けます。だからこそ、心を揺さぶられるんだろうなぁ…と思っています。

なにか憂いがありますよね…。

こういう雰囲気をまとえる声、って本当に尊い!

 

白日 King Gnu

これは、私がなんか言わなくても皆さんご存知の大ヒットソングですよね。

King Gnu の楽曲はどれも「お?!」というものばかりですよね。

中でも白日は出だしの声が凄いですよね…!この吐息交じりの歌声に惹きつけられたまま最後まで捕らわれたまま…。といった感じですね。

上手く歌うだけでは、ああいう風にはならん。と思うのです。

 

Prayer X King Gnu

これも、出だしな…。

こういう歌い方、凄いなほんと…。

それと、編集で声を重ねているのかなぁ。声の聞かせ方が絶妙です。

井口さんの声ありき、ではありますが、なんか声のエフェクト的な不思議さに心を奪われます。弦楽器風の音も良いですね。実際にチェロ弾いてるのかなぁ。ちょっと音がエレクトリックだけど…。色々な音が、色々な効果を発揮してるというか、すごいなぁとしか言えない。

 

こういう「才能あふれる楽曲」に出会うと本当に感動です。

とはいえ、この手の「感動」は「羨望」と背中合わせです。

「なんてスゴイ才能なんだ!」と激しく感動する一方で「なんで私にはこういう才能ないんだろう」とただただ羨ましくなるっていうね。

 

Sorrows  King Gnu

キングヌーが続きます。

この辺りでふと気付いたんですけど、キングヌーの楽曲って、なかなか「陰」ですよね。まあ、私が選んだものが特別そうだ、という事なのかもしれませんが、なんかね、自分の周りの世界が「陰の色」に染まっていくんですよ。暗い色ってわけじゃないですよ、青に近いです。美しい青です。哀しさの色でもあります。

 

Sorrowsはアップテンポなのに「青くて哀しい」イメージを受けます。

アップテンポで哀しいってなんなんだ。(笑)

こういう所も、なんか凄いグループだなぁって思う所以かもしれません。

 

傘 King Gnu

キングヌーの中で一番好きな歌。

本当に不思議な歌。

音の運びがおかしいでしょ?なのに最後にはツジツマがあってる。

前にもブログに書いたけど「グニャグニャと変形しながらも核となる四角は崩れない」みたいな絶妙さに耳を奪われます。

 

これも、割とリズミカルなのに哀しい。

なんなんだ!(笑)

 

この曲、何かのCMで使われてたのを見たことあるんですが、全く商品のイメージと結びつかず、違和感だけが残ったのを覚えてます。こんな深くて哀しい曲、CM向きじゃないだろう!?

 

ここでキングヌーのコーナー終わりです。

心がかなり青色に染まりました。←ヤバイ

 

地獄でなぜ悪い 星野源

この曲は、最初から「陰」と認識していたうえでのランクイン。

大好きな曲です。

 

この曲は「地獄でなぜ悪いーSingle」の中にカラオケバージョンがあるんですが、このカラオケバージョン最高なんです。これでご飯3杯はいける。カラオケバージョンはですね、とても陽気!思わず踊っちゃう!カッコイイ!こんなアレンジ最高!なんです。

 

それがですよ、星野源ちゃんの歌声が入ると、まあ、陰!

歌詞のせいだけじゃないよ、源ちゃん。

あなたの声です。

なんという感情を歌声にのせてるんですか。

と問いただしたい。(笑)

 

色々なヒットソングを生み出しております星野源さん。特に「陰」な曲ばかりではないと思いますが、どれも声に寂しさがこもってますよね、なんとなしに。

 

この曲はタイトルからして明るい曲ではないのは分かると思いますが、かなり「陰」のイメージを思い起こさせます。陽気な伴奏をこれだけ陰に変えられる歌声に脱帽なのです。

 

ということで、ココで「陰」の気持ちになる事は織り込み済みでしたが、予想外に陰だったキングヌーの蓄積があるので、思ったより陰になってしまいました。

もうね、体育座り状態。

 

空も飛べるはず スピッツ

ここからスピッツコーナーが始まるわけですが、ヤバいよ…、これはヤバいよ…。

と心の中で恐怖におののいていた自分がおりました。

 

スピッツの歌はですね、私の中では「最大級の陰」に認定されてるからです。

 

みなさん、スピッツの歌を聴くとどういう気持ちになりますか?

 

優しい気持ちですか?

のどかな気持ちですか?

癒されますか?

 

草野さんの優しい歌声とのどかで毒の無いメロディー。

癒されるしかないだろう。

と思うのですが

私はちょっと違うと言いますか、なんとも説明しがたいのですが

 

私は草野さんと心中したくなります。

 

うっかり死んじゃいそうになるんですよね。

手を繋いでうっかり心中しちゃいそうになる。

うっかりとです。

怖い。怖いわ…!

 

なぜこんな気持ちになるのか、全く持って不明ですが、彼の声でスピッツの楽曲を聴いていると、「あぁ。そう。人生、生きづらいよね…。本当に生きづらい…。もう、やめてもいいよね。うん。そんな気がする。」というワールドに突入してしまう。しかも、いや~な感じでそういう心境に至らされるわけではなく、ふわ~っと、明るい感じで、ふわ~っと、なんです。

 

それは、心地の良い「諦念」に近く、穏やかで、ある意味安らぎ以外のなにものでもない。だから、何度も聴きたくなる。

 

それが私の中のスピッツ。

 

ええ。だから、スピッツに辿り着くまでにあまりに「哀しく」なっちゃってたら、ヤバイのです!

 

この曲「空も飛べるはず」は、今は学校の合唱で歌われたりもしてますよね。

しかし、歌詞はかなり過激だと思うのですが…。

草野さんの優しい声とのどかな楽曲に包まれておりますが、使われている言葉にいつもドキッとします。

 

チェリー スピッツ

一番好きな曲。

これは、私の中ではかなりエロイ曲として認定されています。

あの声で、あのメロディーですから、一切、エロイ要素無いんですけど、恐ろしくエロイ…。

穏やかな顔の下に上手に隠してある激しい情念を垣間見る…

そんな気持ちにさせられます。

 

(ますます心中したくなってくる…)

 

優しいあの子 スピッツ

長らくスピッツの新しい曲というものを聴いておりませんでしたが、最近、朝ドラ「なつぞら」の主題歌にもなりました「優しいあの子」を聴いたんですよね。

あぁぁ。とてもスピッツらしい…。

そんなとても優しい曲でした。

そしてやはり一抹の生き辛さを思い出させる…。

草野さんの意図するところは分からないのですが、声が、曲が、果てしなく優しくて優しくて、こんなに優しかったら今の世の中とても生き辛いはずだよ…。

と勝手に心配させられている、という状態なのかもしれません。

 

とスピッツ三連チャンで、予想通り、どっと落ちたわけです。

いやな落ち方ではないんですよ。

でもそれが余計にタチが悪いといいますか、何といいますか…。(汗)

 

マリーゴールド あいみょん

ある時、娘と、今流行りの邦楽っていうようなプレイリストをApple Musicで聴いていた時に、「お!」と耳にとまったのが、あいみょんでした。

 

歌、力強い。

メッセージ性、強い。

陰の要素、強い。

そして極めつけの少年ボイス。

これは好きだわ。

 

私は昔から、女の人の少年ボイスが大好きなんです。好きな声優さんは?と聞かれれば「田中真弓」と「高山みなみ」。カッコイイ少年声を耳にすると、ウットリ聞き入ってしまいます。

 

あいみょんは、あの手のカッコイイ少年ボイスの持ち主であり、歌がめっぽう上手い。そして、何より、歌声に魂がこもる。これは私のストライクゾーンど真ん中であります。

 

マリーゴールドも、大ヒットソングですし私がどうこういうまでもありませんが、清々しい寂しさと言いますか、抱えきれないほどの思いと共に、風に吹かれている気持ちになると言いますか、とても美しい曲ですよね。

 

男目線なのかなぁこの曲は。

いや、なんかそういう性別的なものを超えてる気がする。

カッコイイ少年のような女の子、というジャンルは私の永遠の憧れかもしれない。とこの曲を聴いていると思います。あいみょんの歌声に恋をしてしまっている自分がいる。これは、「いい声~」とかそういう軽いやつではなく、確実に「恋」。

こういう感情を思い起こさせる女性歌手ってあまりいないです。

 

ふー…。

とにかく気持ちが揺さぶられまくって、耐えられそうにない。

 

これは本当にヤバいです。

だって次の曲はとても衝撃的だから…。

 

生きていたんだよな(弾き語りver.) あいみょん

自殺した人をテーマにした歌。

歌詞はとても衝撃的で、心を揺さぶられる人も多いと思う。

こういう曲は聞かない方が良いよ、という人もいると思う。

うん。まあそうかもしれない。

でも、聴いてしまう。

しかも私は、弾き語りの方を好んでいる。

衝撃は半端ない。

でも聴いちゃうんだよね。

プレイリストにも入れちゃう。

 

最後の最後の歌詞

 

最後のさよならは他の誰でもなく自分に叫んだんだろう。

さよなら…。

さよなら…。

 

の間と息遣いで、本当に、グッときちゃうのです。

 

今宵の月のように エレファントカシマシ

間髪入れずに

「く~だらねぇと~ つ~ぶやいて~」

と始まってくれて、助かりました(泣)

この宮本さんの声が無ければ、どこまでもどこまでも落ちっぱなしで終わるところでした。

 

プレイリストが、「生きていたんだよな。」で終わったら絶対にダメだ!と最後にエレファントカシマシを入れた自分、偉い。

しかも、この歌。

とても良いチョイスだ。

 

これは、古い歌ですよね。1997年リリースだそうです。私も、この歌でエレカシの事を知った人のうちの一人です。

 

素朴な歌声。

これからの未来を思う若者の歌。

不安と希望の入り混じる、まだまだ新しい心の歌。

うん。

落ち切った心を少しずつ引っ張り上げてくれる。

 

明るすぎる歌は、落ちた心には響かない。

この、不安交じりの希望を、飾り気のない歌い方で歌いあげてくれた宮本さんの尊さよ…!

ありがとう…!

 

オマケ

と、自分で作ったプレイリストでうっかり落ちちゃって、最後、宮本さんに助けてもらって、やっぱりエレカシ尊い!尊いぞ!!となったわけです。

 

この話を娘にしたら

「なにそれ?私なんて、自分の好きな曲でプレイリスト作ったら、テンション上がりまくったから、プレイリストのタイトル「テンチョモ」にしたくらいだよ。」

 

テンチョモ…!

※テンションチョモランマ=テンションめっちゃ高い

 

すげぇ…。

さすが、私の遺伝子を1ミリも受け継いでいない娘だ…。

尊い…。

この娘、尊いわ…!

 

本当に、私のところに生まれてきてくれて有難うだよ。

どうか、その太陽のような明るさでこれからも私を照らしておいておくれ!(^o^)

 

妄想音楽サロンの別記事はこちら↓

www.funkeys-english-music.co

 

アルバムの完成度が高すぎる…!Lady Gaga : Chromatica

前作のアルバムから4年、Lady Gagaの新しいアルバムがリリースされました。

(主演映画のCDは2年前に発売されましたが、これはLady Gagaのアルバムではないのでちょっと別物と思っています。)

このニューアルバム Chromatica の完成度が半端ない…!

Lady Gaga って、あの肉着てる奇抜な人だよね?

という印象しかない人にぜひ聴いてほしいアルバムです。

 

アルバムの印象

ポップスなど、よく耳にする現代の音楽は1曲1曲が短いですし、アルバムとして何曲かまとめてあったとしても、ある程度の統一感はあるとしても、全ての曲を聴いて生まれる「ああ!こういう事だったのか!」というような感動はあまりない事が多い。

 

クラッシック音楽、特に交響曲を聴く時に「一冊の分厚い本を読んでいるようだ」という感想を持つ人が居るけれど、これは、最初の1音から最後の1音まで繋がっていて、どこが欠けたとしても、その曲を堪能したことにならない、といったような気持になる、という事だと思っています。たとえば、3楽章だけ聴いて「ああ、良い曲だったな!」とかない、ってことです。今日はシャッフルして「4楽章→2楽章→3楽章→1楽章で聴いちゃったけど全然良かったよ!」とかない、ってことです。

 

今回のアルバムChromatica は、まさに、そんな感じです…。

これには正直度肝を抜かれました…汗

1曲聴いただけでは分からないのですが、曲が折り重なっていくうちになんだかもう空恐ろしいほどドップリとLady Gaga World に捕らわれてしまうという怪奇現象…。サブリミナルなんちゃらかなんかが入ってんのかい???と疑う程に頭のてっぺんから足の先まで痺れたように動けなくなる。Gagaのメッセージを否応なしに全て全身で受け取る事になる。そんな時間が流れます。

あわわわわ…。

 

それぞれの曲の印象

ChromaticaⅠ

なんとなんと弦楽器の刻みからスタート。

クラッシック音楽!!!!!

(えぇぇぇ!!!)

物語の幕開けを告げるような響き。

明るく日が差しているようでもあり、少し不安であるようでもあり…。

美しい…。

ここで感じる美しさは、キラキラとクリーンである、という事ではなく

ダークも含んでいるこその深い美しさ。

遠くで鳴る金管が力強い。

弦楽器とハープのハーモニーが背中を押す。

そして、さあ、始まるよ。

と音が一段と小さくなったその向こうから迫りくる音…

 

Alice

Gagaの美しヴォイス炸裂!

いきなり炸裂!

基本的に、声が低いGagaですが、高めのクリスタルヴォイスではじまるAlice。

ビートが心地よい。

ディスコ・ディーバらしい軽快さにヨシ!と盛り上がる気持ちと、いやまて、体をユラユラ躍らせてる場合じゃないのかもしれない、という思いが錯綜する。

そんな音楽。

 

Aliceは、穴に落ちていく、下へ下へ。

でも不思議の国を探し続ける。

私はアリスじゃないけど、やり遂げられるか分からないけれど、やってみる。

とても辛い時もある。でも諦めないでやり続ける。

 

と自分の抱えているトラウマや体の話を交えながらZaneとのインタビューでGaga自身がこの曲について語っています。

そうだよね、とにかくノリノリでいく!という歌ではないんだよね、と思い至ります。

 

↓Zaneとのインタビュー

youtu.be

 

Stupid Love

この歌に関してApple MusicにはGagaの言葉が載っています。

Stupid Love のミュージックビデオでは、赤と青が戦っている。明らかに政治的な批評だといえるかもしれない。そしてすごく対立をあおるものでもある。私には世界がこう見えている。中略

これは、ディストピア的でもないし、ユートピア的でもなく、ただ私はこうやって物事の意味を理解してるって言うだけ。

思う所がある。

でもそれは、どちらが悪いとかいうことではない。

ということでしょうか。

 

 Gagaは4年前の大統領選挙の時にも「分断」を憂う発言をしていました。

 ダライ・ラマとの対談で語っていた事と重なります。

「憎しみ」もしくは「悪」というものは賢いのです。そして目に見えません。人種も宗教も政治もそこにはないのです。目に見えない蛇のようなものです。その蛇は考えます。「自分の敵を分断してやろう。力のない弱い小さなグループにしてやろう。そして、そいつらを憎しみ合わせてやろう。そうすれば、やつらを倒すのは簡単だ。」

分断された私達は、「誰がこの問題を引き起こしているんだ!」といがみ合います。

それこそ「悪」の求めているものなのに。

ーダライ・ラマとの対談よりヨーコ意訳

 ↓こちらダライ・ラマとの対談より抜粋

youtu.be

 

 この曲はアルバムの前半に布石のようにおかれたものであると感じます。

 

Rain On Me 

Gagaらしいメロディーで始まる。

Ariana Grandeとのコラボ曲。

みんな大好きでしょう?ソングだな、と認識しつつも「浮かれていない感」が漂う不思議さ。Gagaの低い声が、所々で、楔のような働きをしているのでしょうか。フワフワと飛んでいかせないエネルギーを感じます。

 

「Rain」は「涙」そして「アルコール」を表している、とGagaはZaneとのインタビューで語っています。

 

なるほど…。

 

アルコールは感覚を麻痺させるもの、これは一種の「逃げ」を意味するのであろうと思います。対して「涙」は心を浄化させるもの、「受けとめる」事によって内面を洗い流す薬のようなものであると思います。

 

こういった正反対な要素の組み合わせが、この曲のあらゆる所に散りばめられているから、聴き手に複雑な感情を起こさせるのかもしれません。

ネガティブとポジティブの織り成す世界。

時に対立し、時に混ざり合う二つの要素が、歌詞の中に、アリアナとガガの声の中に、メロディーの中に…。

 

Free Woman

この辺りから、Gagaの声を聴いているだけで軽い催眠状態に←。

織り重なるGagaの声達。

 

遠くから迫ってくるドラムが何とも軽快で、思わずノリノリにならずにはいられないのだけど、一方で声の呪縛にかかっていて身動きできない自分がいる。

言うなればスゴイハイになる薬を打たれながらも椅子に縛り付けられてて踊り狂いたいのにできないみたいな拷問です。

 

この歌の歌詞についてはGagaの言葉にこうあります。

私はある音楽プロデューサーから性的暴行を受けた。そのことが私の人生観も、世界観も音楽業界に対する気持ちもすべてあっかさせてしまって、ここまでたどりつくにはその事に折り合いをつけて潜り抜けてくるしかなかった。心にしまっておくしかなかった。そしてようやくそれを称える気持ちになれたとき、こう言えるようになった。「私は支えられなきゃ生きていけないわけじゃない。男がいなくたって価値がある。私は自由な女性なんだから。ーApple Musicより

 

その痛みと強さと全て声にこめられていると思います。

やはりここでも「対立する要素」が音に反映されていて、それをモロに受け取とってしまうと、どうしたらいいんだ…!となるのかもしれません。

 

Fun Tonight

続く催眠状態←

声が…。

声が…。

そしてまたも軽快なドラム…。

 

てか、声!!!!!

なんだこの威力は。

 

確信に満ちた歌声と軽い軽いドラム。

神と崇めるべきか、それともとにかくリズムに身を任せて踊るべきか。

どちらか決めてくれ。

頼む。

この曲も聴いていると頭の中が混乱する。

 

歌詞を見てみると、楽し気な歌ではない事は分かります。どちらかと言うと、辛い。でも、Gagaの歌声は、それを嘆くわけでもなく、知らんふりするわけでもなく、ガッチリ正面から受け止めて力に変えている、そんな声。

 

「良いとか悪いとかではない」という「二つの要素をそのまま受け止めている」空気が音楽に満ち満ちているんですよ。そりゃ凡人は混乱しますよ←

 

しかしこの歌声…。

ツイッターでお話しした たにさん(@taninote)曰く

「結界張れそうですよね」

 

ほんまそれな。

ほんまそれな。

結界はってるだろこれ。

結界はってるだろこれは!

はぁはぁ…。

 

凡人が目いっぱい混乱させられている中

結界が張られて第一楽章終了です。

 

Chromatica Ⅱ

クラッシック音楽。

不穏な弦の刻みからのチェロ。

うぅぅぅ。

ぐっとくるぅぅぅぅ。

ミステリアスな森へ足を踏み入れたようです…。

光が少し差し込んでいますが、歩を進めるには勇気が要りそうです…。

さあ、勇気を出して先に進もう。

と心を奮い立たせてズンズン歩き出した先には……!

 

911

流れるように、そしてあっという間に

クラシック音楽からテクノへ!

なんて繋ぎ方なんだぁ!

あぁぁぁぁぁぁ。

こんな繋ぎ方ツボすぎる…。

私的にツボすぎる!!!

こういうの大好物です…。

はぁはぁ…。

 

歌の出だし、Gagaの歌声には何かエフェクトがかかっているのでしょうか。

感情がありません。

タンタンとテクノです。

タンタンと続く感情のない歌声。

そのかわりに、後ろのSE的な音がこちらの思考を揺さぶってきます。

色々な音が聞こえます。

本人の意思は伝わってこないけど、頭の中はチカチカ忙しい。

そんな音楽。

 

歌詞を見てみると、なるほどと思います。

 

Apple Music にあるGagaの言葉によると

これは私が飲んでる抗精神病薬について歌った曲。頭の中で起きていることをコントロールできなくなるときに必要な薬で、それは自分でよくわかってる。進行を抑えるために薬を飲まなくてはいけないの。

 

Gagaは服用している薬について、Oprahの番組で詳しく語っています。

このインタビューでは、Gaga のこれまでの経験が語られています。「19歳の頃に何度もレイプされ、それがトラウマとして体に影響を与えるも、正しい対処法も分からないまま、世界中をツアーでまわるようになり、そのまま心の病気に向き合う事もできず突き進み、その後PTSDを発症、線維筋痛症発症」という経緯を赤裸々に話しています。自分がどういう時にどうなったか、どういう薬を飲むのか、どういうカウンセリング、医療を受けているのか、などかなり詳しく語られており、見ていて苦しくなるほどでした。

youtu.be

 

Gaga はBorn This Way のツアー(2011)を、股関節の手術により途中で中止しなければならなかったという経緯があります。その頃には身体共に限界だったのだろう…と思われ、本当に、大変な中頑張っていたのだろう…と想像します。その時、信頼していたマネージャーが彼女の元を離れたり、人間関係の面でも追い打ちをかけるような事もありました…。

 

そう。

この曲は、そういう経験を経たGagaが、自分の頭の中が、どうしようもない状態になった時に、どういった事が起こるのかを歌った歌ということ。

沢山のカラフルなテクノの音やら吐息のような声やらに彩られながら、感情を表さない歌声で表現しているというところにGagaの意図を感じます。

終わり方も印象的です。

電池が切れていくようです。

 

Plastic Doll

出だし、テクノな声。

やはりあまり感情がない系かな。

と思って聴き始めるも、いや、違う。

 

そうですね。

プラスチックの人形が、歌い出すかのごとく

人形が人間へと姿を変えていくかのごとく

段々と感情が声にのってきます。

 

Don't play with me

It just hurts me

I'm bouncing off the walls

No, no, no, I'm not your plastic doll

 

私で遊ばないで

私を傷つけてるだけだから

壁にぶつかって跳ね返る

私はあなたの人形じゃない

 

の部分では強い思いを感じます。

 

そして曲が一旦落ち着いて

音楽の基本に戻ったかのような音の運びがあらわれます。

(2分30秒くらいの所)

まるで

これから1からちゃんと教えますよ。

ちゃんと聞いてくださいね。

と言っているかのよう。

 

ここで私は涙が出るんですよね。

こんな風に、相手に1からちゃんと教えてあげなくちゃいけない時って、自分を分かってもらえてない時だから…。

 

そして、ちょうどこの「音楽の基本に戻る音の運び」の前に、日本人的に「空耳」ポイントがあるんです。

ooh la la 

って言ってるんですけど

それが

「もうヤダ」

って聞こえるんですよ。

 

で、この歌の歌詞「私はあなたのお人形じゃない」とあいまって

もうヤダ…

もうヤダ…

もうヤダ…

もうヤダ…

もうヤダ…

もうヤダ…

もうヤダ…

が頭の中に響いて泣いちゃうんですよね。

 

Sour Candy

BLACKPINK とのコラボ曲。

古代都市というか、密林というか

でも新しいというか

なんかエレクトリック・インディージョーンズ!みたいな風景を思わせる出だし。

 

BLACKPINKの甘い甘い声で歌が始まります。

なんちゅう可愛い声なんだ~♡

韓国語も可愛いなぁ~♡

とBLACKPINKに心を奪われまくります。

(こういう甘ったるい声、たまらんよなぁ~)

 

そしてGaga登場。

 

ゾゾゾゾゾゾゾゾー!!!!!

↑背筋を何かが走る音

 

なんちゅう声や……汗

 

BLACKPINKの世界を一瞬で塗り替える

覇王感

 

たにさん(ツイッターにて)曰く

ラスボス登場

 

それな。

それな。

 

なんなんだこの声は。

 

怒りとか、強さとか、そういうのじゃないんです。

そういう感情じゃないんです。

確信に満ち満ちた声。

Fun Tonight でも感じていたけどあの時の確信とは格が違うというか

優しさとか厳しさとか超えてる声。

 

両手を広げて

こちらをじっと見据えて

ゆっくり歩いてくるGaga が見える

怖いとか、嬉しいとかじゃない

もうひれ伏すしかない

といった感情が聴き手に芽生える

そんな声。

 

 

はぁぁぁぁ…

 

ここまで10曲

息つく暇もないじゃないかよ。

どんどん繋がっていって

どんどんメッセージが伝わってきて

ここからどうなんの?

これ以上の事がなにかあるの?

 

Enigma

Sour Candy で確信に満ち満ちた声を体験したところですが

Enigma の声は

出だしから

破格

圧倒的

いやこんなチープな言葉では足りん

speechless

言葉を失うよ本当に

なんなんだこれは…

なんなんだよ…

ここは、もう、一旦、死ぬ…

一旦、死ぬね…

これ以上耐えられん

ゾクゾクがとまらん

寒い

寒い

寒いよぅ

 

音楽がどうとか

もう語れないのね

この曲は

 

歌声が全てだ

 

歌詞を調べすらしてない

 

歌声だけでキャパオーバーです…

 

この曲が間違いなく

このアルバムの核心だと思われます

 

圧倒的な歌声を堪能してください。

バイブだけで死ねる。

 

しかし、本当に歌が上手くなったと思うのです。

いえ!彼女は最初からずっと歌が上手いです!

歌が下手なアイドルみたいな立ち位置では全然ないです。

なので、今の彼女は「歌の素質がある上に鍛錬をつんだ声に育った」と言えば良いのでしょうか…。

この凄まじい声は、一旦頂点に達しただろうと思われたBorn This Way の時にはまだ出せなかっただろうな、と思うのです。

しかも、声に「言葉にならないパワー」がこもってるんですよね。

歌は気持ちをこめて歌わないと伝わらない。何て言いますけど、「気持ち」なんてもんんじゃないもんがこもってるんです。

この技(技と呼ぶものなのかどうかも分からないけれど)は誰にでもあるもんじゃないと私は思ってます。

 

Replay

遠くから、なんか懐かしい歌がラジオでかかってるのが聞こえてきてるような始まり。

なんとなく聴いたことのあるようなリズムとメロディー

かと思ったら急に「???!」という展開!

新しいのか古いのか…!

頭の中をグラグラ揺すぶるようなエフェクトのかかった音達

これは混乱する……!

第一楽章のテーマーだった「二つの要素」の混ざり合いが戻ってきたかのよう

そして第二楽章で満載だった「声のパワー」はそのままに

音が大きくなったり小さくなったり

いっぺんに色んなことが起きすぎる(目眩…!)

 

 

Gagaが意図しているかどうかは別として

このアルバムでは、聞き手はGagaの中で起こっていることを追体験している感じになる事があるのではないかと感じています。この曲はそういった曲の1つではないかと思います。911もそうだったのかもしれません。

 

歌詞をみてみると

 

何をしたらいいの

あなたは何を言えばいいの

心の傷がなんどもなんどもよみがえるの

あなたの中のモンスターが私を苦しめる

心の傷がなんどもなんどもよみがえるの

 

という文言があります。

Gagaの心の中でグルグルと起こっていること、だと思われます。

実際、Zaneとのインタビューでも、「自分の事を自分で傷つける」事をしてきたと語っています。周りの人から言われたこと、自分自身の中にある恥じる気持ち、などとずっと戦ってきていると。でも、この件に関して最後にGagaはこう言っています。

「でも、こうやって悩み苦しむのは、あなたが人間だっていう印なんです。」

 

このアルバムを通して、Gagaが伝えたいことが一貫していることが分かります。

 

悩み苦しんでもいい

それでも前に進む

良いとか悪いとかではない

全部受け止める

悩んでいるのは

あなたが人間だから

それでいいの

 

ここで第二楽章終了。

さて…どうやってアルバムをどうやって締めくくるのでしょう…!

 

ChromaticaⅢ

クライマックスを告げるような弦楽器のかけあい

そして遠くからホルンの音…

 

余談ですが

クラッシック音楽を聴く時に、作曲家が楽器ごとにそれぞれ意図のようなものをもたせているのを感じる時があります。例えば、ベートーベンの交響曲第五番「運命」の4楽章を聴いている時に

弦楽器は人間の声担当

金管は神様の声担当

なのかな、と感じたりします。

圧倒的な空から降ってくるような神様の声(金管楽器)に対して、人間達が様々な感情を露わにうねるように応える(弦楽器)。みたいな。

そんな風に感じる時があります。

 

今回の Chromatica Ⅲ でも、ホルンは「神様の声」なんじゃないかなと私は感じています。

 

Sine From Above

Elton John とのコラボ曲。

話題を集めるための曲

では全くありません。

恐ろしくスピリチュアル。

これはヤバいです。

先ほど、Enigmaでこの曲がアルバムの核心と言いましたが、それは「歌声」に関しての話です。

真の意味での核心はこちら Sine From Aboveです。

 

これもGagaの経験を追体験する系の曲だと感じています。

 

Apple MusicのGagaの言葉によると

S-I-N-Eというつづりなのは、音波の事をさしているから。その音波、つまり正弦波が点から届いて、それが私を癒してくれたおかげで、踊りながらこのアルバムをやり遂げることが出来た。

天からの正弦波が聴こえた

天からの正弦波が聴こえた

その信号が音に分かれて、私やあなたみたいな星が生まれた

愛がある前に、沈黙があった

正弦波が聴こえた

私の心を癒してくれた

正弦波が聴こえた

 

でしょうね。

でしょうね。

そういう歌でしょうね。

 

天からのメッセージをGagaが受け取った時の追体験ですから恐ろしくスピリチュアルになってるにきまっとる。

 

スピリチュアルな曲、というと「癒し系」みたいな風に聴こえるかもしれませんが、この曲は全く癒し系ではないと私は思っています。どちらかと言えば、癒されない。スッと落ち着いて、優しい声を聞いたかと思ったら、胸がドキドキしだして走り出す、みたいな。でも、これって、天からのメッセージをもし受け取ったらこうなるだろうな、というのをかなりリアルに再現しているように思います。

 

終わり方も、意外なんですけど、よくよく考えると、そうか…、そういうものかもしれん…、と思うのです。

 

1000 Doves

さきほどの Sine From Aboveでもしアルバムが終わってたら、もう、聞き手のおいてけぼり感は半端なかったのではないかと思います。

 

おいおい!

天からのメッセージ追体験させたままかい!

どうやって人間界に戻ってこいっていうねん!

 

ですので、まだ続きがあって良かった。

とホッとします。

 

1000 Doves では Gagaは等身大の人間です。

歌詞を見ずとも、タイトルを見ずとも

「Gagaが飛び立つ」歌であることが伝わります。

そういう音楽です。

 

最初は、曲を聴きながら「わあ!全てを吹っ切って飛び立った!」と思ったのですが、聴き進めるうちに、「まてよ。そんな身軽な感じじゃない。ネガティブなものも全部引き連れて、そのまま飛んでるのか!」という気持ちになりました。 

歌詞を確認してみて、やはり、そうですね、と納得。

 

Lift me up, give me a start
'Cause I've been flying with some broken arms
Lift me up, just a small nudge
And I'll be flying like a thousand doves

 

傷を負ったまま飛んできた

少しだけ あなたの力をかして

ほんの少しでいい

そうしたら1000羽の鳩が空を舞うように

羽ばたいていける

 

Babylon

エレクトリック古代都市!

といった音楽。

 

この曲は、とてもGagaの曲っぽい。

今までの、Gagaファンが知ってる、Gagaの音楽を最後に持ってきてくれた。

そんな気がします。

例えば

The Fame Monster の Teeth のような

ARTPOP の Aura のような

そんなイメージの曲。

 

なので、なんというか、ちょっとホッとします。

こういう終わり方で、良かった、と思います。

 

曲の歌詞ですが

「「babylon / バベル」の世界では、最初は皆同じ言葉を話していたが、人々がバベルの塔を建てようとしたため、神の怒りをかい、言葉を変えられてしまい、世界は混乱してしまう。」

といった聖書の内容を背景に作られたものと思われます。

 

使われている言葉は切れ切れで少ない。

その中で特に強調されている単語は gosssip (ゴシップ)です。

 

人が三人集まればゴシップがはじまる。

共通の言葉を失ったbabylonの民のように

人々の間で話が捻じ曲げられる。

 

そういう思いを込めているのかと思います。

 

Battle for your life, Babylon!

(自分の人生のために、戦え、バビロン!)

という歌詞に、ゴシップに打ち勝とうという気持ちが感じられます。

 

まとめ

最後まで一気に聞かざるを得ないアルバムでした…。

そしてシャッフルはしない方が良い、と思えるアルバムでもあります。

メッセージは一貫していますが、最初の方より最後の方が断然メッセージ性やスピリチュアル性が高く、初めから順番に聴いたからこそ体験できるゾーンに突入するためにもGagaが配置したとおりに曲を聴いた方が良い、ということになります。そして、その方が置いてけぼりにならず、安心して曲を終えられる、という事にもなります。

そんなアルバム、クラッシック音楽で以外で今まであっただろうか…?

と思うわけです。

 

Gagaのアルバムはいつも「何かしらのイメージ」をまとっています。そしてその時代その時代の「声」と相まって、その時代のGagaの全てと思えるものをアルバムから感じる事が出来ます。

 

The Fame では、やはり初々しく可愛らしい(一般的な「可愛らしい」ではないですが)。声も可愛いです。The Fame Monster ではちょっと大人っぽくなりました。エグミのようなものもありますが、それがまた良い。Born This Wayでは、成熟した歌声とパフォーマンスで唸りました。と同時に、こんなに自分をさらけ出してしまって大丈夫なんだろうか?と衝撃を受けました。カリスマ性と弱さとを同時に見せるアーティストというものを知らなかったからです。ARTPOPでは怒りのエネルギーを感じます。負のイメージではありません。怒りをパワーに変えているそんな強い強い歌声。Joanne は悲しいイメージ。このアルバムは悲しすぎて実はあまり聴くことが出来ません…。聴いているうちに気持ちが落ちちゃうんです。悲しい歌ばかり入っているというわけではないのですが、なんなんでしょうね…。

 

そして今回の chromatica。

間違いなく、今までの中での最高傑作と私は思います。

どう最高なのかは、もう十分書きましたので(笑)、ここでは割愛します。

 

しかし、こんな風に素晴らしい音楽を、次々に世に送り出せるって、本当に凄い…と思うのです。しかも、いつも、その時の自分の命を削って作り出しているかのような、そんな音楽を…!

 

Chromaticaを作った時の様子は、ブログの前半にリンクを貼りましたが Zaneとの1時間のインタビューで色々語られています(日本語字幕は無いのですが…)。まさに、命を削っている…と私は思いました。そして心配になってしまいました…。音楽はGagaの癒しであると本人も語っていますし、彼女の一部から生まれてくるもので、音楽の無いGagaなんて存在しないのですが、体調も良くない中、どれだけ辛い思いをしたのだろうと…。それが癒しに繋がるとしても…。

 

ただ、ただ、素晴らしい音楽を生み出してくれて有難う!

と彼女に伝えたいです。

そして体調が少しでも良い日が続きますように。

 

そして、最後まで読んでくださった皆様

10000字超えの長文、読んで頂き有難うございます。

少しでもGagaの音楽に興味を持っていただければ幸いです。

ぜひ、Lady GagaのChromatica聴いてみてくださいね。

一緒にGaga worldにハマりましょう\(^o^)/

youtu.be

 

ショパン:ピアノソナタ第2番が大好きだ。3つのお気に入りの演奏を紹介。

数々のショパンの素晴らしいピアノ曲の中でも、私は「ピアノソナタ 第2番」が大好きです。「なにそれ、聴いたことないわ。」と思ったあなたも絶対に知っているメロディーが入っている曲です。

 

この曲には葬送行進曲が入っているのです。葬送行進曲といえばアレ。と皆さんが頭に思い浮かべるだろうアレです(笑)。

ターン ターン タ ターン ターンタ ターンタ ターンタ ターン

です。(音、浮かびました?)

※浮かばなかったあなたへ↓ 初っ端からこのメロディーです。

https://youtu.be/C5oRITmyNVo

 

第3楽章のテーマの一つがこの葬送行進曲なのです。この葬送行進曲がショパンのピアノソナタの楽章の1つだったって皆さん知ってました?私は知りませんでした。ショパン聴こう~♪と思ってソナタを聴いてたら、このお馴染みのメロディーが流れてきてビックリしたのを覚えています(笑)。

 

今日は、お気に入りの3人のピアニストの演奏を紹介しながら、この曲を聴いているとどんな気持ちになるのか、書いていこうと思います。3人とも超有名なピアニストで、特に今更紹介しなくても!という感じですが、彼らは「さすがにさすがなのだ!!」と思うので書きます(笑)。

 

ウラディミール・ホロヴィッツ

彼のショパンを聴いた時から、ずーーーっとショパンはホロヴィッツで!派でした。このソナタに限らず、彼のショパンはオシャレ度抜群なんですよね。でもオシャレなだけじゃなくて、パッキリとした音で弾かれる速いパッセージやクリアな和音で急に詰め寄られたりもするので、唸るんです。ギャップ萌えです。

第一楽章

最初の一音から「あ~~。上質なピアノを聴いているぅ~~。」という気持ちにさせられます。1皿1皿、全てに「参りました」と頭を垂れるレストランで食事をしているよう。音のため方、響かせ方、揺れ方、優しさ強さ。あーーー。好きだーーー!!!ってなる。もはや曲がどうこうじゃなくて「ホロヴィッツ」に酔わされているだけであるともいう(笑)。

第二楽章

出だしのパッセージが独特な形で、強調して弾きすぎたらオドロオドロしくなっちゃうし、真面目に弾いたらとんでもなくツマラナくなっちゃいそうなんだけど、そこを絶妙なリズム感と音の強弱のメリハリでドンドン引き込むところが流石。弱奏部分に入ると、もう、また、急にオシャレ。この揺れ、本当に極上なんだよなぁ♡ワインを片手に、体を揺らしながら知らない人とひと時のワルツを楽しんでいるような気持ちにさせられる。そして最初のテーマが戻ってきて「ああ、やっぱり絶妙だぁ」となる(笑)。

第三楽章

葬送行進曲は悲劇的すぎないタンタンとした演奏。タンタンといってもサラっとしてるわけじゃないよ?テンポが丁度良い…。間(ま)と言いますか何と言いますか…。足を引きずらない程度に歩く。胸に沸き上がる悲痛な思いとはうらはらに、タンタンと歩く。そんな行進。葬送行進曲が終わって一転、優しいメロディーが始まります。ここを始めて聴いたときは衝撃だったなぁ………。葬送行進曲のあとにこんなに優しく美しいメロディーが続いていたなんて………涙。です。今まで生きてきた人生を静かに振り返っているような気持になります。走馬灯です。小さい頃の思い出。ずっとここに居たい。そんなメロディ。限りなく小さな音。響きだけがそこにある。ここを聴いている時はフリーズして泣きます…。そして葬送行進曲が戻ってきて、現実に引き戻される。最初に出てきたのと同じメロディだけど…最初より、複雑な気持ちで聴くことになります。

第四楽章

蠢くなにか。この世のものではない。もうこの世ではない。ゾワっとする。

 

↓ホロヴィッツの演奏はこちらで

https://youtu.be/AkQGKuF5MqU

 

マウリツィオ・ポリーニ

速いパッセージも大理石のような音で弾いちゃうポリーニも大好きなピアニストです。彼のブラームスとかベートーベンはよく聴いていたのですがショパンはあまり聴いてなかったんですよね。(なんせホロヴィッツのショパンに心酔してたから)

でも、今回聴いてみて、さすがにポリーニなのだ!と脱帽しました。ホロヴィッツの世界観とは全く違う……♡

第一楽章

出だし、悲劇的な音色。あぁぁ。。。これはもう恨み節に近い悲劇色じゃないか。打ちひしがれたポリーニ。そして、フッと沈静した音色に。自分を取り戻そうと一旦落ち着くポリーニ。

でもやはり恨みが…恨みがぁ…!

抑えきれない叫び

いや、落ち着くんだ

そう、落ち着いて考えようよ

いやでも、うわぁぁぁぁぁ!!!

この心の葛藤が繰り返される1楽章。

音のダイナミックスが変幻自在と言いますか、ガーン!!!と弾いたかと思ったら、スッとホロホロ優しくなる。極上の音色でこれをされるともうひれ伏すしかないっす…。

第二楽章

煽られるように雪崩れ込むように始まる2楽章。1楽章の恨み節を引き継いでいるかの如し。まだ怒ってるポリーニ。弱奏部分でまたもや気持ちを整理するポリーニ。ホロヴィッツのようなワルツ感、オシャレ感は無い。なにかを処理しているような音だ。理性的な弱奏。最初の強奏部分に戻ってくる所では、最初のような「煽り」というより、理詰めで追い詰められている気分になる。理論武装して詰め寄るポリーニ。

第三楽章

足をひきずって歩く

神様への率直な問いかけのような音

それは怒りなのかもしれない

「なぜなんですか」

「なぜこうなったんですか」

うん。ポリーニはずっと何かに怒っているようなんだよな。

 

そして弱奏部分

ハッと息をのんでしまうほど優しい音

そして少し寂しい

恋焦がれていたものへの

切なくピュアな思い

 

僕は、これが欲しかっただけなんだ

 

(心からポリーニを抱きしめてあげたくなる…)

 

遠くから忍び寄るように戻ってくる葬送行進曲のフレーズ

どんどん大きくなって大きくなって

出だしで聴いた時には「怒りに」にしか聞こえなかったけど

あの優しすぎる弱奏を聴いてしまった後には

ただの怒りには聞こえない。

第四楽章

間髪入れずに4楽章。何かが解体していくような感覚。崩壊というより瓦解。一つの大きな塊だったものが端からほどけていくようにバラバラになる。

 

ポリーニの演奏はこちら↓

https://youtu.be/TNt9Oj1AgaA

マルタ・アルゲリッチ

彼女の名前はずーっと前から知っていました。風の噂で?その「人となり」も「演奏」もとても情熱的と言うか激情型だと聞いておりました。もしかしてヒステリックな演奏なんじゃないの?という勝手な思い込みで真剣に演奏を聴いたことがありませんでした。が、今回この曲で初めて彼女の演奏を聴いて「!!!!!」となった次第です(笑)。

 

第一楽章

疾風。疾風なんだけど、風の強さがクルクルと変わる。ただビュービュー吹く風じゃない。気が付くと、その風をもっと感じたくてジッと体を預けている自分がいる。冒頭のフレーズが戻ってくるあたりでふと気づく。

1秒も理性を感じさせる瞬間がない…。(汗)

ポリーニが気持ちを落ち着けていた弱奏部分でも、全然落ち着いてない。というか、アルゲリッチは怒ってもないし落ち着きもしない。アルゲリッチが弾いてるけど、弾いているのは人間じゃない、という感覚。

巫女体質と言いましょうか…。

なんか乗り移ってる…。

としか言いようがない。

なんかに乗り移られているアルゲリッチに好きなようにされてしまう私。強奏部分の激しさでワサワサ揺すぶられ、それとは裏腹に弱奏部分ではずっと優しく撫でまわされるような感覚。ヤバイ…。

第二楽章

やめて

と言っても、無理

押し寄せる押し寄せる押し寄せる

この脅迫のような詰め寄りをどう躱せるというのか

 

弱奏部分

耳元で囁かれ続ける

吐息

こちらの理性が吹っ飛ぶのも時間の問題です…

 

強奏に戻る

もう金縛り状態で動けない

これは…

上質な娼婦かなんかでしょうか…?

 

思い出すのは「ノルウェーの森」のワンシーン。ピアノの先生(女)が生徒の女の子に体を撫でまわされて、理性がふっとび、もういつものの日常生活は送れなくなる、ってなった所。多分、あの生徒は小さなアルゲリッチだったに違いない。先生は、彼女の演奏を聴いている時からゾクゾクしていたに違いないのです。

第三楽章

淡々と進む葬送行進曲

急に突き放されたかのような気持ちになる

自分の内面をクリアな鏡で見せつけられる

 

弱奏部分

女神から話しかけられているが如し

私と女神との二人だけの時間

もう全部どうでもいいから

どうか

どうか

あなたの元に

このまま…

どうかこのまま…

 

戻ってくる葬送行進曲

厳しさと優しさに翻弄されたまま

ただ

歩かねばならぬ道を歩いていく

どんどん高まる

もう後ろを振り返る事もできない

第四楽章

静かな4楽章

意識が混濁していて

周りがよく見えない

 

劇的な最後

心臓をひとつき

 

アルゲリッチの演奏はこちら↓ 

https://youtu.be/UsXsQQDzxNU

 

まとめ

本当に、3人とも全く違う景色を見せてくれる演奏だなーと思います。因みに聞く順番としては、ここにある通りホロヴィッツ→ポリーニ→アルゲリッチが良いと思います。アルゲリッチのあとにホロヴィッツを聴いたりすると、あれ?ってなると思いますのでご注意を。これは、あれですよ。ロマン派の萌え萌えのメンデルスゾーンとかチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を聴いた後にベートーベンのバイオリン協奏曲を聴くと「あれ?」と一瞬つまらなく感じるみたいなもんです。←

 

アルゲリッチ、ヤバイです(笑)。これは翻弄される男が何人いてもおかしくないわ!

昭和女子がKing Gnuを聴いて思う事

「最近、高校生の間ではこういう曲が流行ってんねんで。」

と娘が教えてくれたのは、オフィシャル髭男dism、Mrs Green Apple、King Gnu。

どれどれ。とAppleMusicですぐに聴いてみる。

順番に聴いていく。ほー。ほー。なるほどなるほど!

 

で、King Gnu の番。

曲名は「Teenager Forever

 

うん。はい。こういう声。こういうリズム。うんうん。流行りそう!

「ん?」

なんだろう。なんだこれ?

キャッチーな雰囲気を醸し出しつつ、予定調和からハズれていく。

思ってたんと違う展開が続いていく。

 

沢山の細い針金で作った四角がグニャグニャ形を変えていきながらも崩壊しない。

みたいな不思議ワールド。

面白い!!!

 

そして「白日」。

出だしの声!

これは!!

高校生をエロイ気持ちにさせているに違いない!!!←

いやぁ。吐息交じりといいますか。なんといいますか。

売れるはずです!

 

私が1番気に入ってるのは「」。

これも、あ~、そっちに行くんですか~~!!!の連続。

背筋がゾクゾクしてくるほど心地よい転調。

短いスパンで転調していくサマは、クルクルと変わっていく女の表情のよう。

昭和女子には受け止めきれないほどの展開です。(笑)

↓受け止めきれない状態に陥りたい昭和女子へ

https://youtu.be/g4_nRpHotMo

 

これは絶対にイヤホンで聴いたら唸るやつだな!と確信。

イヤホン投入。

情報量!!!!!

う、う、受け止めきれないってっ!(笑)

 今どきの子達の脳はどうなってるんでしょう!

はぁはぁ。

 

生粋の昭和女子は倒れそうでございます。

もちろん鬼リピです。

娘が学校行ってる間も鬼リピ。

 

娘、帰宅。

私、どっぷり「傘」まみれ。

 

娘「ハマってるやん。」

私「ハマったね。」

娘「てかさ、今どきのJポップってこういう感じな。(冷めた目)」

私「気に入らんの?」

娘「パフィーのアジアの純真とかの方が好き。」

 

そう。娘は昭和を愛する女なのだ。

好きなマンガはセーラームーンらんま1/2(マンガも買い揃えてある)

愛するアイドルはSMAP。(好きなアルバムは006←古い!!!)

 

そんな昭和ラブ女子、「傘」から「アジアの純真」に曲を強制変更。

懐かしい…♡

娘「いいやろ??!」

私「うん」

娘「いいやろ!???な?結局みんな、ここやねん。(キリッ)」

 

ということで、娘を真の昭和女子に認定したいと思います。

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リアル昭和女子(私) はパフィーもKing Gnuも素晴らしいと思います\(^o^)/

久々に新しい曲気に入ったな~♡

H ZETT M ピアノ独演会2019冬 に行ってきたよ。

先日大阪で行われました、「H ZETT M ピアノ独演会2019冬 大阪クリスマスSPの陣」に行って参りました。2年ほど前に彼の弾く「千本桜」を聴いてから、一度「生で!」この音に翻弄されてみたい!と夢見てまいりましたがその夢がかないました。

↓「千本桜」はこれ

https://youtu.be/h-H7efywwr4

 

彼の演奏の何に惹かれたかと言うとまずは「」。ピアノの音自体がうーつーくーしーいー!同じ曲を弾いてもこういう音になる人ってあんまりいないと思うんだよね。そして次に「アレンジの仕方」強弱であったり揺れであったり最高かよ~~~。あとは「スイッチの切り替わり方」と申しましょうか。音の処理の仕方にも関係していると思うのですが、一瞬でガラッと風景が一変するような演奏なんですよね。センスの塊かよ!!!と思わずにはおれませんでした。

 

チケット~会場

普段はクラシック音楽を好んで聴いていますが、このピアノは何としても生で聴かなくては!と思いつつ2年経ってしまいましたが、今年はコンサート情報をタイムリーに発見!←

すぐに予約。指定席は売り切れでしたが、自由席を3000円でゲット。

 

演出が見えにくい席、という但し書きがついていましたが、私は普段からそもそも舞台の人を見ながら演奏を聴くことがあまりない。目で見ていると、耳がおろそかになるんでねぇ。耳だけに集中して聴いた方がよく聴こえるんです。だから、まあ良い。と思いつつ、あんまりなんも見えないんじゃ詰まらなすぎるので開場時間には会場に行き、なるべく良い席を取れるよう頑張りました。

 

開場時間につくと列が外にまで伸びておりました。すでに出遅れとる!状態でしたが、自由席は整理券番号システムで、開場時間にその場に居れば番号順に優先して通してもらえる仕組みでしたのでなかでも良い席をゲットできたと思います。整理券番号は23番でした。

座った席からの眺め。

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かなり手すりから身を乗り出すとこんな感じに見えます(笑)。

この自由席エリアなんですが、席がですね、完全にステージの方を向いていないのです。普通に座って聞いていたら奏者は1ミリも見えないのだ!手すりから身を乗り出して真横を見ないと奏者は見えないのだ!だから2列目の人はもう見ることは諦めよう。って感じです(笑)。そして所々に太い柱もあり、その柱の近くの人は1列目でも見ることは諦めよう。って感じです(笑)。ハードル高いわ~。そりゃ但し書きいるわ~。

 

そもそもコンサートホールというか集会場っていうか、だもんね?

大阪市中央公会堂!

雰囲気はあるけどね!外ではクリスマスのプロジェクションマッピングしていたり、ライトアップイベントしてたり、クリスマスイブにはもってこいだったかもしれません。(私は1人で行ったけどね。)

 しかし、寒かったー!

そもそも寒がりの私はどこへ行く時でもマックスの装備でひざ掛けやらショールやら持っていくのですが、総動員しても寒かった!そして風邪をひいた!!うぬぅぅぅ。

演奏

ところで、肝心の独演会ですが、千本桜の演奏で彼に惚れ込んだわけですが、それ以外の彼のオリジナルソングというものを私は知らないまま会場に向かいました。うっすら動画で見た感じなどで「ちょっとトリッキーな演出があるかも」というくらいの認識で会場入り←

 

でも、「彼の音」と「彼のセンス」を気に入ってるんだから、どんな音楽が来ても大丈夫でしょう、という謎の安心感(笑)。そして独演会が始まりました。

ええ音やぁぁぁぁぁ~~~~~。

やっぱりやん。

ええや~~~~ん。

 

なんなんだろう。彼のプロフィールなどに

高度な技術と無重力奏法とも評される超人的パフォーマンス

という文言を見かけるんですが、うん、なんだかね、1音1音が美味。

音を響かせる時の音は恐ろしく優しく艶やかに広がっていく、でも響かせない音は全く響かない、スッと引っ込む。このスッと引っ込む音がなんとも不思議なリズム感を生むと言いますか、彼の中を流れるリズムがまず絶品にカッコイイリズムなんでしょうが、それを体現すべく生み出された音というか。ピアノは打楽器であり弦楽器だ。という気持ちにさせられる演奏というか。超絶技巧を思わせる聴かせどころあり、ジャジーなセンス満載な曲あり、泣かせる曲アリで、大満足。

進行はこういった具合↓

第一部 45分程

休憩 15分

第二部45分程(アンコール含む)

第一部は電子音や声などが使われる演出もあり、私はそういうのはちょっと辛いのですが、でもピアノという枠には収まりきらない世界を生み出したいんだろうな、と思って拝聴していました。途中、コミカルな演出もあり、やっぱりちょっとでも舞台が見えて良かったです(笑)。第二部はピアノ1本で聴かせまくり。幸せ~~~~。

 

特に印象に残った演奏

聴いている時は何の曲か知らずに聴いていましたが、帰ってからセトリをチェックしてAPPLE MUSICなどで楽曲をチェックして思い出したものを書いています。

ほろ酔いバランス

ジャジー。気持ち良い揺れー。あー。このままさー、このままテクテク歩いていけばいいやー。途中で鳥の声が鳴いたりしてね。気持ち良かったなー。そしてコミカルな演出も。挙動がチャップリンのようですね H ZETT M さん(てか、ファンのみなさんは彼の事をなんて呼んでいるのでしょうか?)。かわいいかったです。音楽でお話しする人なんですね~。

ランドスケープ

都会の風景がまず浮かんできました。そこは寂しさとクールさが背中合わせにあるような空間。途中で「千と千尋の神隠し」を思い出すような箇所があって、そういえば、千尋が最初にあの異空間ともいえる油屋に迷い込んだ時の「どこにも属していない」感覚もこれに近いんだよなぁと思ったり。そしてそういったちょっと色の無い無機質に感じる空間を、突如バサーっと飛んでいく鳳凰。色が美しくて大きくて自由だね。と思いながら眺める。そんな気持ちにさせられた演奏。中央公会堂に鳳凰が舞いました。泣きました。

ジングルベル

ただのジングルベルがなんでこんなにカッコイイんでしょうねぇ~~~。参りました。ただ、サッと弾いただけみたいなんですけどねぇ~~~。

ネクタイしめて

オシャレ心のない輩には絶対弾けないなって演奏。あ~。カッコええ~。盤石な礎のうえで好き勝手にダンスする音達の楽し気な事よ!

確かな日々

古き良き日本の風景。草っ原。風。小さい花。小川。そして子供時代。そんなことが頭に浮かび、とにかく涙がとまらない。独演会最後の最後に涙涙。家に帰って、音源で音楽を聴きながら、色々思いを巡らせてみるに、あー。ああいう風景、いっぱい無くなっちゃった…。あー。子供時代、終わっちゃった…。という感情を想起されていたのかなぁと。そしてタイトルに「確かな日々」とついていた事にも一人頷いております。そう。あの頃の風景の中で過ごしていた日々は毎日とても「確か」だった…。音源で聴いても良い曲ですが、生で聴けて本当に幸せでした。

こちらは2017年のモノ↓

https://youtu.be/35lpFUGViWI

こちらも2017年のモノ↓ですが、アレンジが全然違う~♡

華やかバージョン♡これも生で聴きたいやつ!あ~。同じ曲でも毎回違うんじゃ毎回聴きに行くしかあるまい!(笑)

https://youtu.be/j6xe_BQPhs0

まとめ

ここにまとめた印象に残った演奏以外にも、ハッとする演奏箇所が沢山あったのですが、1曲1曲区切ってなかったり、アレンジがあったり、どの曲のどこに感動したのかよく分からないものがワンサカ。とにかく、とても素晴らしい時間でした!これからも注目していきたいと思いました!

 

ちゃんとしたライブレポートはこちらで(笑)↓

a-files.jp

ベルリンフィル日本公演聴きに行きました(ブルックナー交響曲第八番)

先日、ズービン・メータさん指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行って参りました。曲目は「ブルックナー交響曲第八番」。なが~~い交響曲を一曲。なかなかハードル高い演目ですよね(笑)。

チケットを買う時の注意書きにはこんなことが書いてあります。

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曲は1時間半くらいあります。ポピュラーな交響曲の2曲分くらいの長さかなぁ。なかなかのプレッシャーです(笑)。

因みに、今回ドアの近くの席だったのですが、曲の途中(かなり前半)で出ていかれた方がいました…それから再入場は無し…。気分悪くなっちゃったのかな…可哀そう(´;ω;`)。おそらく4万円弱の席に座っていたと思いますが…1万円分も聴いてなかったと思います。←

 

長い曲のクラッシックのコンサートはハードルが高い…けどちょっと行ってみたい…方へ、そしてベルリンフィルってどんなもんなん?という疑問をお持ちの方へ、今日はコンサートがどんな感じだったのかまとめてみたいと思います。

会場の様子

開場時間6:00、開演時間7:00。6時半頃に到着すると、すでになかなかの熱気。今回、チケットが完売していなかったので「もしやガラガラな感じだったらどうしよう…。ベルリンフィルの人がガッカリするよ…。」などと心配しておりましたが、みんなのワクワクがあちこちで感じられたし、席も最終的にはほぼ埋まっており「よしよし」という感じでした。(誰目線だ?)

 

会場ではパンフレットの他にベルフィンフィルグッズが売っており(CD、DVD、その他バックとか雑貨)指定の商品を買った人には「サイン会への参加招待券」がついています。(誰がサイン会にくるのかも書いてあります。)

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パンフレット、カッコイイ!

全46ページ2000円。

指揮者紹介、楽団紹介、曲紹介、作曲家紹介が詳しく書いてあって面白かったです。演奏するホールが変わるとこんな苦労があるよ、などという事なども書いてあって勉強になりました!

 

今回A席で購入した私は、1階席の最後列(上手寄り)でした。通路のすぐ横だったので両側にお客さんがいるより随分伸び伸び出来たと思います。でも、2階席が頭上に張り出しており、うーん、音はどうなんだろう?とちょっと心配になりました。

 

演奏を聴いた感想

一番肝心な演奏の感想は、もう月並みすぎますが「上手い」です。字で書くとちょっと伝わりにくいんですが、軽々しい「上手いね~」とか「さすがです~」とかじゃなくて、「上手い…」と言ったきり5分くらい黙りこくってしまう感じです。

この人達は人間なんだろうか…。と考え込んでしまう程。(笑)

 

特に「うぅぅぅ…!!!」と唸りまくった所は、弱奏の部分です。ブルックナー8番は、派手な金管の「ババーン!!!」的なハーモニーがとてもカッコイイ曲なので、それを期待して行ったわけですが、それももちろんババーンとカッコ良かったのですが、弱奏部分の美しさは本当に人間業ではない…!と唸らされました。

 

ブルックナーは、曲の途中に音がフッと消える所がいっぱいあるんですよね。そして、フワっと弱奏でまた音が始まる。その「消える瞬間→間→始まる瞬間」が、もう、お客さん全員息をのんでシーンとしてる中、なんの雑味もなく、フッと消えて、フワッとそれはそれは美しい音で始まるのです。か、か、か、神業だぁ!!!

 

楽器を演奏する人は、弱奏の部分の難しさ、音の入りの難しさはよく分かると思いますが、そこが、やっぱりそこが、完璧なのだベルリンフィルー!!!

 

特に第三楽章の美しさは極上でした。音の柔らかさ、滑らかさが半端ない。ほら、よく歌う時にガは「か」に〇をつけて歌うんですよ、て言われるじゃないですか。ちょっと鼻にかけた「んが」みたいな感じのやつ。ずっとあの音です。バイオリンなんて特に、ちょっと油断すると「キー!」ってなっちゃうと思うんですが、「キー!」なんて1音もない。バイオリンの音が悪目立ちすることが皆無でハーモニーの一部に完全に溶け込んでいる…。

 

始まって2分くらいの所で(4分くらいと最後の方にもある)、「音が段々上がっていって最後にハープがポロロン~」て所があるんですが、私的には「天国へのいざないのフレーズ」と呼んでますが、もうそこの天国っぷりったらなかったっす…涙。

 

全体的に本当に上品な演奏でした。パンチをきかせた調味料まみれの料理ではなくて「うわぁ、なんだろうこの優しく深い味わいは…」って口の中で何度も反芻したくなるような、反芻しても結局なんの味か分かんないけど、とにかく鼻に抜ける香りまでもが美味しい…みたいな料理です。←

 ※金管ババーンもすさまじくカッコ良かったです!!!

素晴らしいなぁと思った楽器

どの楽器も素晴らしかったのですが、特に素晴らしかったのはチェロとホルン(ワーグナーテューバかも)です。

チェロは自分が弾くからかもしれませんが、特に耳を奪われました。音色ももちろんですが、パートとしての一体感がスゴイと言いますか、まるでチェロ1本で弾いている演奏を聴いている錯覚に陥りました。何度も「え?ここって一人で弾いてるの?」とチェロを見るとみんなで弾いている、という事が起こりました。

ホルンは本当に本当に本当に美しかったです。ホルン素人が聴いてもおそらく100%ブラボー!と叫ぶでしょう。特に第三楽章の終盤のホルン、音が、もう、すさまじく小さいのに、めちゃくちゃ綺麗で…涙。すごーい遠くの山から、うっすらなんか聴こえてきたぞ。ああ、ホルンの音かぁ。綺麗だなあ…♡って感じです。ホルン奏者が物理的に演奏中に遠くに移動したわけではないのに、すごい遠くから吹いてるように聴こえるってなんなんだこれは!!!と驚愕しました。

思ったのと違ってたこと

ライブで聴く時には大体「自分が思ってたんと違う演奏でガッカリしたらどうしよう…」という不安がつきまといます。特に今回はかなりの高額チケット!ガッカリしたら残念過ぎる!と思っていました。でもやっぱり今回も「あれ?ちょっとちゃうなぁ。」という事がありました。

音に包まれなかった

私は音楽を聴く時の「音に包まれて幸せ♡」となる瞬間をこの上なく愛しています。普段は、吹奏楽を聴きに行って音に包まれて「わぁー♡!」となったり、CDをイヤフォンで聴いてる時に体中に音が満たされて「わー♡」となったりしてます。「体が音に包まれる、満たされる」感覚をライブで、しかもベルリンフィルの音で味わえたらどんなに幸せだろう!!!とこの2か月ほど妄想し続けていたわけですが、いざ始まってみると

 

「あれ…?音に包まれない……。おかしい…。」

 

演奏が前の方から聴こえるのです。いや、そりゃ、前の方で演奏してるので前の方から聴こえるのは当然なのですが(笑)、吹奏楽を聴きに行ったりすると、音がホールいっぱいに鳴り響くような、体が音で一杯になるような感覚ってよくあるんです。

 

吹奏楽みたいなデカい音の演奏聴きすぎたせいか!!!?

いや…バカデカイ音じゃないけど、でも絶対良い音鳴ってるのに…

やっぱり席のせいか?!!

あぁぁ、5000円けちらずにS席にすれば良かったぁ…

 

演奏中、色々考えちゃって気が散りました。←

 

家に帰ってパンフレットを読んでいると、ホールについてのページがありました。そこでは「毎回違うホールで演奏する事の大変さ」「今回もホールごとに特色が違う」というような事が書いてありました。読み進めると

◆「ホール」には二種類ある

◆「多目的ホール」と「コンサートホール」

多目的ホールは、舞台上で演奏するオーケストラの後ろに反響板があるため、音は舞台から客席に向かって前から後ろへと放射状に飛んでいく。観客は、広がりのある開放的な音を浴びることになる。

コンサートホールは、四方壁が反響板なので舞台から生まれた音は四方に反射し、舌から上へと空間全体に広がる。観客は、音の中に浸るような感覚を楽しめる。

 

あああ!私の好みはコンサートホールで聴く音なんだ!!!なるほど!

そして今回聴いたホールの所を読むと

「大阪のフェスティバルホールは多目的ホール

ガックリ…。

そうかぁ…。

ホールのせいかぁ…。

納得です。そして、そういうとこもちゃんと調べとけばよかったなぁと後悔です…。

 

ベルリンフィルのイメージと違う

ベルリンフィルと言えば「こう!」みたいなイメージが私の中にあったのですが、そのイメージと演奏の感じが違ってるという気がしました。事前に家で聴いていたのは「ベルリンフィル✖カラヤン」。私の中では、ほう、なるほどベルリンフィルのブルックナー第八番とはこういう感じか!というイメージを勝手に作ってたんですよね。

「力強い、ちょっと荒れるくらいの情熱、たっぷり聴かせるメロディ」

みたいなね。

パンフレットにも「ベルリン・フィルの魅力とは何か(城所孝吉)」という記事で

◆ポルシェは安全運転しない

◆ベルリン・フィルの団員には、全身全霊を傾けて演奏する「激烈さ」がある

◆完成度と表現性がせめぎ合うギリギリのところで勝負している

 と、言った表現があり、うんうん、そうだそうだ!と思って読んでいたのです。

 

でも、いざ始まってみると、先ほど書きましたが「えらい上品!!!」だったのです。かなり安全運転なポルシェ。

あれ??イメージがちゃう…。

何か…なんというか…ウィーンフィルっぽいというかなんというか…。

 

「パッションゴリゴリ、じゃなくて繊細な美しさを追求しました」的なイメージ。これはこれで、完成されておったわけですが、ベルリンフィルってこんな感じなのね?と思いながら会場を後にしました。

 

家に帰って、パンフレットの指揮者のズービン・メータさんの所を読んでいると

◆ウィーン仕込みの本格派

◆ウィーン音楽アカデミーで納めたヨーロッパ風の合奏の感覚

◆ウィーン流を基盤に…

など「ウィーン」の文字があちこちに。そうかぁ…。指揮者のルーツがウィーン風なのかぁ…。と、「ウィーン風」がなんだかもよく分からないけど、なんだか「上品そう」な音楽の事だろう、と思い至りました。

 

ついでに、ズービン・メータさん指揮(イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)のブラームス交響曲第四番を聴いてみました。ブラームスの4番は、今まであれこれ聴いているので、他の演奏との比較がしやすいかなぁと思ったのです。で、聴いてみた感想。

「上品だぁぁぁ…!」

やっぱり上品だった!優しいブラ4!えぐられない(?)ブラ4!そうかぁ!メータさんはこういう風に曲を表現するのかぁ!と合点がいきました。

指揮者との組み合わせでこんなにも演奏が変わるのかぁ!!と当たり前すぎる事に気付かされたわけです。

 

指揮者は、大切!!!(今更…)

 

気が散ったけど面白かったこと

演奏で生で聴くのは、素晴らしい!事に異論はありませんが、生で聴いているからこそ「気が散る」要因があったりしますよね。

 

1つ目は、楽章おわりのです。演奏中に咳をしないように我慢しているのは分かりますが、楽章が終わるたびに「そんなに!!?」っちゅうくらいの咳が。(笑)

楽章が終わるたびに現実に引き戻されました。いや~ん。

 

2つ目は隣のおっさんです。コンサートでどんな人の隣になるか、は結構重要ですよね!今回、私の左側に座っていた方ですが、なかなか風貌がユニーク。スニーカーに、パーカー、ジャケットを着ていたと思いますがキャップをかぶっていました。コンサートに来る恰好ではまずない(笑)。そして、その方、演奏が始まる前、かなりガッツリ寝てました。で、演奏が始まっても寝続けました。(たまに爆音の所で起きる)。なんと、最後まで寝てました。なにしにきたん?(笑)

イビキはかいていませんでしたが、寝息の音がデカい…。

スーーーースーーーースーーーー。

やめれ。(笑)

 

いやぁ。最初から最後まで寝るとは!長い曲だし、どこかでちょっと寝ちゃうかも、という危機感はみんなあったと思うのですが、最初から最後までって!なんか、格好も謎いし、実はベルリンフィルかメータさんの関係者で、もうこういう演奏聞き飽きたわ!みたいな感じなのかと勘繰ったくらいです。お見事(?)な寝っぷり、貫禄でした。

 

まとめ

行って良かった\(^o^)/

この一言ですね!次もまた行きたいです!そして違う指揮者でまた違ったベルリンフィルを聴いてみたいです!

 

行くまでの葛藤?はこちら↓

www.funkeys-english-music.com

15年ぶりにチェロで交響曲を弾くということ

15年ぶりくらいに、チェロで交響曲を弾く機会に恵まれましたヨーコです。かつてのオーケストラの部活の先輩やら後輩やらが集まって演奏会をしようと言う企画です。コンサートじゃないから、いつも弾いてない人も参加してね!という有難い企画です。しかも、弾く曲が「ブラームス交響曲 第四番」!私のバイブル的な曲です!特に第二楽章には熱い思い入れがあります(笑)。

www.funkeys-english-music.com

 

しかもこの曲は弾いたことがあるのです!なんにも覚えていないとはいえ(?)、馴染みがある部類の交響曲!この機会を逃してはなるまい!と参加することにしたのです。

 

で、まずしなければならないのは「チェロを調整に出す」でした。

15年も弦楽器を放置するとどうなるんでしょう…。こわいです…。腐ってるんじゃ…?弾いた途端、崩壊するんじゃ…?と弦楽器を放置したことのある人はみんな思いますよね(?)

 

半年ほど前に、少し出して弾く機会がありましたが、長い曲では無かったし、まあなんとかなるでしょう、と調整には出しませんでしたが、今回は40分以上弾くのです!!途中で弦が切れるとか、ペグが吹っ飛ぶとか、想像しただけで怖いです…。

 

しかし「調整に出す」と言っても、なかなか勇気がいるのです。あちこちメチャクチャだったら一体お値段いくらするの??おいくら万円なの!??と怖い。そして、こんな風に放置してたことを怒られるんじゃないかと怖い←。それと、私のチェロは限りなくパチモンに近いチェロ(?)なので、こんなの調整できるか!と怒られそうで怖い←←←。

 

大体、弦楽器屋さんって敷居が高すぎます。

高そうなバイオリンとかが壁中にキラキラ~~~~って飾ってあって、庶民は「覗きも禁止!!!」みたいな雰囲気ないですか?そんな中、ショボいチェロを持って入っていく勇気、今までどこにもなかったっす。でも、今回はブラームスの為なのだ!背に腹は代えられぬ!

 

とりあえず、アホなふりして入ろう…。

 

頑張って高い敷居をくぐって、チェロを差し出しました。

「何を言われるんだろうっっっ!!!」

とビクビクしながら待っておりました。隣では、お金持ちの(?)お嬢さんらしき方が高そうなバイオリンを試奏しておりました。聴いたことのあるコンチェルトをバリバリ弾いておりました。(帰りたい!!(笑))

 

笑顔で戻る職人さん。

「状態は悪くないですよ。裏板が剥がれたりもしてませんし。ペグも研磨剤の入ったグリスのようなものをつければ落ち着くと思います。弓を張り替えますか?弦はどうしますか?」

優しい…。

職人さんなら私のチェロがどんなもんか分かっておるはずですが、まるで普通のチェロを持ちこんだ人にするような対応をして下さる。有難う…。

 

弓を張り替えて、皮を変えて、サビをとって、弦を4本買って、と、最低限の出費で済みました。とはいえ、高い(3万弱)んだけど、せっかくのブラームスなのだから、これくらい良い。楽器を出すたびにペグが緩み切っているストレス(!)に比べれば安いものなのだ。

 

で、準備万端整いまして、練習開始!!!

 

うん。全然弾けないのは、まあ、予想通りなので良いけど、もっと困ったことが。

 

楽譜を譜面台に置くと#と♭と♮が全部おんなじに見える 

 

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これ、ダメでしょ(笑)。

目が悪くなってるにもほどがあるでしょ?

 

臨時記号の多いブラームス。

これをちゃんと弾き分けないとあの美しいハーモニーは紡ぎだされないのです!!!

ジーザス…。

 

【周りの皆さんから寄せられた対応策】

◆楽譜の距離の眼鏡を買う

ですよね~。そうやって「それ用」の眼鏡がどんどん増えていくのね…。

◆記号ごとに色を塗る

ちょっと恥ずかしいやん(笑)。隣の人と一緒に楽譜見るからさー!

◆1ページB4サイズにコピーしなおして製本しなおす

うん。これ、良さそうですよね。でも面倒くさいようぅぅぅ。

◆デカい五線譜に写譜する

いじめ?(笑)。写譜の時点で記号を書き間違えそうなので却下。

◆暗譜する

はい?

 

いやあ。ミドルエイジって大変ね~(笑)。

 

楽譜をなんとかして、頑張って練習して、本番「あー楽しかった!」と言えると良いなと思ってます\(^o^)/

最後に、いつもまとめて下さるミスター求心力の先輩!

ブラームスをチェロで味わう機会をもう一度与えて下さって有難うございます(^o^)

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2019マーチングコンテスト大阪府大会:高等学校の部【会場入り~金賞校紹介】

今年もマーチングコンテスト大阪府大会に行って参りました\(^o^)/

マーチングは、本番前に色々な学校が外で練習しているので、会場に着いた途端、カッコイイ音がバンバンあちこちから聞こえてくるのでテンション爆上がり!!いいわ~!!

今日は、会場入りの様子から、金賞校の感想などをまとめたいと思います。

 

アクセス

会場は、「おおきにアリーナ舞洲」(ネーミングな(笑))。

大阪の北港です。電車は走っていません。

human-arena.com

◆乗用車 / タクシー

◆バス

この方法でしか行けません。

乗用車

専用の駐車場があります。かなり混みあいます。帰りは特に駐車場を出るまでに結構待ちます。前払いシステムにすればいいのになぁ!と思います。

バス

3つの行き方があります。

①JR西九条から(阪神電車の西九条駅からでも大丈夫です)

②JR桜島から

③コスモスクエアから

私は去年と今年JRで行きましたのでそちらの情報を2つ載せておきます。

①JR西九条から

バス停が分かりづらいっす。駅前にないんですよね。出口を出て、そのまま大きな通りを進行方向のまましばらく進み、大きな通りにぶつかった所を右折したところにありますが、駅から見えないんですよ。まあ、ググれる人はググっていけば大丈夫ですよね。私は駅員さんに聞きましたが、大変ぶっきらぼうに「その説明では分からないぞ?」という返答をもらい、ウロウロしながらやっと辿り着きました。こちらのバスは1本逃したら、次は50分くらい無い!時もありますので、余裕をもって出た方が良いと思われます。私は9時5分のバスに乗ろうと9時にバス停に着きましたが、既に長蛇の列!!!案の定、5分のバスには乗れませんでした。が、今回は臨時便を出してくれていたので、その後すぐにきた臨時便に乗れました。これを逃すと次は9時55分!!!因みに、臨時便に乗り遅れた義母様は西九条駅からタクシーで会場入りしました(笑)。2500円くらいで20分で着いたそうです。バスだと35分くらいかかります。

②JR桜島から

舞洲アクティブバスなるものに乗って15分です。バス停はちょっと分かりづらいですけど、一応駅から見える場所にあります。ただしこのバスは市バスではないので、イコカとか使えないので小銭を用意しておかなくてはなりません。みんなお金をジャラジャラ数えたりするので乗り降りに時間がかかります。こちらは1時間に3~4本出てます。でも去年使った時はやはり長蛇の列でしたので、こちらも早めに行った方がいいでしょうね。

会場入りの時間

※チケットは当日券もありますが前売りで買えますので、そちらで準備しておいた方が良いと思います

 

プログラムとしては

オープンエントリーの中学→高校→コンテストの高校→中学

です。私は、高校生目当てでしたが、高校生が始まる頃に会場に行くともう正面の席がいっぱいになってしまうので、朝1番の中学のパフォーマンスが始まる前9時45分くらいには会場に入りました。余裕で正面の席をゲット出来ました。でも、ちょっと低い席だったので見えにくい所もありました。高めの席をゲットした方が良さそうです。去年は2番目の学校から入りましたが、正面はいっぱいで、斜め前の席から見ていました。この会場は広いですし、席が満席になる事はないのですが、マーチングは横から見てもよく分からん!ので、ぜひ正面から見たいですよね。高校が始まる頃(11時頃)に来ると正面はほとんど埋まっていますが、自分の子供の学校が終わった途端に席を立つ方もいますので、ラッキーな人は遅く来ても正面で見れたりします(^o^)。

 

オープンエントリーの高校:感想

オープンエントリーの皆さんは、コンテストには入らないんですよね。コンテストだと色々規定があるので(フラッグはダメとかピット楽器はダメとか)。こちらの皆さんはマーチング協会の大会に出ていると思われます。なので、吹奏楽連盟の大会にはパフォーマンスをしに来てくれているんですよね、多分。とてもド派手なので見ていて楽しい!これが見れなくなっちゃうと寂しいからぜひ毎年来て欲しいです!

明浄学院高等学校

今年も優美でした~。白と紫が美しい~。もちろん演奏は文句なしです!!ダンサーのお姉さんたちも美しいですしねぇ♡フラッグとか飛び道具?があると華やかになりますよね。これぞマーチング!って感じがします。幸せな時間を有難うございます♡

四条畷学園高等学校

こちらはイカツイ♡衣装も兵隊さん風でカッコイイし、演奏もガンガン系です。私好み!!!去年はパーカッションから始まる爆音パフォーマンスに度肝を抜かれたのですが、今年もパーカッションが最高にカッコ良かったですね~~!!!一つ気になったのは、最後の1~2分?、全員が正面を向いて全く動かず立奏だったのですが、これはアリなの?(笑)私的にはカッコイイ演奏を正面で聴けて嬉しかったけど、動かなくていいんすか?と思いました。マーチング協会のパフォーマンスの時は動くのかな?気になります(^o^)

大阪桐蔭高等学校

我が推しのアイドルの登場です(毎回言ってる(笑))。はぁ~。なんでしょうねぇ~この胸の高鳴りは♡そしてTOINファンファーレで、じゃ~~~~ん!!!待ってました!!!桐蔭は、オープンエントリーなのですが、コンテスト寄りの演技ですよね、確か去年もそうだったような…。隊列を組んでの行進、各列Uターン、を見事に大人数でやりとげておりました。飛び道具もないし、なんでコンテストに出ないのかな?人数制限的なものなの?

今大会のモノではありませんが、まさにこんな感じでした。今回は隊列の行進は1列に16人いたと思います。壮観でした!しかし、桐蔭の皆さんは体育祭でこんなん見れるんですねぇ~~羨ましいなぁ~~!

youtu.be

コンテスト金賞校:感想

箕面自由学園高等学校

さすが全国大会出場校!!!去年もブログで同じような事を言っておりますが、揃い方がスゴイ!ダンスの時の足の角度、高さも美しく揃っておる!難しそうな動き一杯あったしなぁ、さすがっす!そして、演奏も安定してますよね。座奏でも関西大会に連続で出場してますしねぇ。府の大会でこのレベルを見れる幸せ♡800円で♡お得すぎます。

代表 

早稲田摂陵高等学校

元気!!!ハツラツとしてました。規定の動きとかも、なんかちょっと変化があって難しそう、なものを採用しており、へ~!そんなんすんの?と見ていてとても楽しかったです。去年は関西大会で金賞ながら代表にはなれなかったようですが、今年はぜひ全国大会に行って欲しいですねー!!元気になりすぎて乱れないギリギリの元気で勝ち取ってくれるんじゃないかな!!

代表

東海大付属大阪仰星高等学校

座奏では全国大会初出場を果たしております仰星!大阪府大会で生で聴いた「ローマの祭り」が忘れられません♡本当に素晴らしかったです♡マーチングでは、あそこまでの演奏にはなっていませんが(当たり前だ!)、でもやっぱり、動き、演奏どちらも盤石。関西大会でも金賞狙ってください!でも今年は座奏の全国大会もあるし、大変ですよね。嬉しい悲鳴かー^^!

代表

常翔学園高等学校

人数が、他と比べて少ないながら、コンパクトにきれいにまとめていたと思います!でもやっぱり普通に絶対数が少ないので、音が小さく聴こえるんですよね。そりゃそうよね~。20人くらい違ったら音量全然違うもん~。そんな中、演奏も動きも今出来る最高の演技をしてくれたんだろうな!と思いました。去年はダメ金、今年は金賞代表!おめでとうございます\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

他の私立に比べ、そんなに吹奏楽の為の学校!みたいなんじゃないのに、座奏もマーチングも頑張ってるなー!と思ってます。

代表

大阪学芸高等学校

座奏の時も思いましたが、金管がやんちゃですね(^o^)!私は好きですよ、やんちゃな金管♡なんか、楽しそうだな~って思います!でも、座奏もマーチングも、もう一つ上のレベルにそろそろ行きたい!という所でしょうか。本当に、とても上手なのですが、これから先の壁が高すぎますよね…。でもきっと越えられる!あとちょっとだー!と思ってます。やんちゃさは捨てずに?ファイトだー!

代表

大阪市立扇町総合高等学校

市立で、この人数、座奏でもマーチングでもこのクオリティって本当に凄い!と思います。(今年の座奏、地区大会で聴きましたが、わお~♡でした!)大阪は(大阪だけじゃないと思うけど)私立天国だもんね。使えるお金が違うしさぁ。学校に吹奏楽用の体育館持ってます!とかいう学校もあるしねぇ!オーギーズは練習場とかどうしてるのかな。どうやってこのクオリティを保ってるのか、練習を覗いてみたいです(^o^)!今年も関西大会出場、おめでとうございます!関西大会では去年より上のレベルを狙っていくんですよね!期待してます。

代表

大阪府立淀川工科高等学校

お待ちかね!!!キング淀工!!!今年はトリでした(^o^)!トリにふさわしい~~♡と全員が思った事でしょう(笑)。もう、特に言うことなし(笑)。だって、凄すぎるもん~~!!!最後に最高峰模範演技をどうぞ!って感じです。マーチングとかって、コンテストだし手拍子とかして良いのかな?とちょっと思うんですけど、淀工の演技の時は手拍子したくなりますよね~~。もうなんていうか、プロなんで(笑)。こっちは安心してただ楽しむのみ(^o^)。

サックスソロ、今年も優しくて色っぽくて最高でしたよ~♡

トランペットの、ハイトーンもバッチリ~~♡

もう言わなくて良いわ、ホント(笑)。当たり前だ過ぎる美しきソロです。

代表

 

超有名ですけど一応見たことない人の為に。今大会のモノではありませんが、毎年、この演技なんですかね?

www.youtube.com

 

まとめ

皆さんお気づきかもしれませんが、今年はなんとダメ金無しだったんですよね!金賞を取った学校はもれなく関西大会です!ヤッター!!今年は参加校が1校増えたので、関西大会枠も1校増えたのかな?みんな頑張ってきてくださいねー\(^o^)/

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ベルリンフィルのチケット当選してドキドキする話

皆様、2019年11月にベルリンフィルが来日するのをご存知でしょうか。私は知りませんでした。クラッシック音楽好きでありながら、楽団の来日情報をチェックしたりしていないナマケモノなのです私は。でも今回はラッキーな事に、先行予約の段階でベルリンフィルの来日を知り、見事チケットをゲットしたのであります。

嬉しすぎるぅ!!!

はぁはぁ。。。

 

今まで、ガチの海外のプロオケの演奏を生で聴いたことのない私が、ガチ中のガチのベルリンフィルですよ?!!まさか、そんな機会に恵まれるとは!!!

嬉しすぎるぅぅぅぅ!!!

 

 

今回のご縁は、海外に住んでいる先輩がベルリンフィルの演奏を現地で聴いた。という話をFBで見かけたところから始まりました。「弦がよう鳴ってる」「どんどん音が凄くなる」「素晴らしい映画を見たような感動だった」という文字を読みつつ、ベルリンフィルを生で聴いたらどんな音なんだろうぅ!と妄想が膨らみまくり、あああ!死ぬまでに一度は聴きたいよう!でも日本にはなかなか来ないし(チェックしてないけど)、ベルリンまで行くお金も体力ももう無いよう!(涙)。妄想で、乗り切るしかない…。うんうん…。

 

妄想ベルリンフィルで自慰行為的に自分を慰めていると、これまたFBのお友達の投稿に「ベルリンフィル」の文字が。

ベルリンフィルの先行予約に申し込みました!

 

え?

えええ???

えええええ?????

ベルリンフィル日本に来るの???!!!

 

こんなタイムリーなことある?いやない!

これは先行予約に申し込むしかないでしょうっ!!!と、ネットで探す。いつものごとく、一発ではたどり着けない。ううう。でもあきらめない。予約したお友達がアドバイスくれてなんとか先行予約のページに辿り着く。

 

 値段と曲目

値段

S席 43000円

A席 38000円

 

たっか!いやいや!ベルリンに行くことを思え!桁が違うぞ!

 

そういえば、曲はなんなん?←

【プログラムA】

Rシュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」

ベートーヴェン:交響曲第三番「英雄」

【プログラムB】

ブルックナー:交響曲第八番

 

ほう!プログラムAは楽しそうだね!プログラムBは…ブルックナーかぁ。聴いたことないけど確か長いんだよね。マーラーみたいなもんか?断然プログラムAの方が良さそうだけど、日程的にプログラムBの方が行きやすいんだよね。どうしよっかなー。まあ、でもベルリンフィルだし、外れはないでしょう!!プログラムBでいこう!!

 

と、プログラムBでエントリー。そして見事当選!したわけであります。

 

で、「よんまんえん」ほどお金が引き落とされまして、無事、ベルリンフィルを聴きに行ける手はずは整ったのですが、ブルックナーってどんな曲なん?と急に心配になってきた私←。

 

「ブルックナーを聴く」と書き込んだFBでは、「あんた、ブルックナーなんて聴けんの?!」的なコメントがワンサカきました(笑)。

 

 ブルックナーって辛いの?

以下、ついたコメント

◆1時間半くらいある曲だけど大丈夫?

ーひえ~~そんなに長いの?1時間くらいは覚悟してたけど…

◆始まったら休憩無いけど大丈夫?

ーうっっ…。コーヒーは朝から飲むのやめよう…

◆アダージョが30分くらいあってみんな瞑想に入るけど大丈夫?

ーゆるやかな楽章が30分!!!ヤバイ…ヤバいでしょうこれは…

◆ちなみに1分あたり450円くらいになるけど元取れる?(寝ちゃだめよ?)

ーあ~~~~~ヤバイ~~~~

 

これだけでも既にキツそうなコンサートだ…。と予想がつきます。

 

曲の印象についてもコメントがワンサカ(笑)。

◆通して1回しか聴いたことない

ーうわぁぁぁ

◆私はブルックナーの曲を「分かろう」という気持ちすら持てない

ーうわぁぁぁぁぁ

◆所属しているオケがブルックナーをやった年は二回とも定演を降りた

ーうわぁぁぁぁぁぁぁ

 

このブルックナーの嫌われっぷり!(笑)

 

 ブルックナーのここが好き♡

でももちろんポジティブなコメントも

◆ブルックナーの和声はゾクゾクきます

ーうわぁ♡ゾクゾクの和声かぁ♡

◆悪い男の人にはまるみたいにジワジワきて最後には好きになった♡

ーえ♡そういうの大好物です♡

 

そしてプロオケでバイオリンを弾いている先輩によると

僕も弦楽器奏者なので例に漏れずブルックナーは好きになれない派でしたが、何度も聴くとジワるんですよね〜。中略
ブルックナーの音楽はフランクの交響曲と同じようにオルガン音楽なんですよ。教会の中で響きに包まれてる感じ。それを感じれば弦楽器の何度も何度も繰り返されるしんどいトレモロも耐えられるようになってくるし、不思議な転調がクセになってきます(笑)

 ほう!なるほど!

 

これはもしや、聴いてみたらイケるかも?

だって私「和音に萌える」もん。しかも、なんか聴いているうちに悪い男を好きになっちゃうように好きになっちゃうって…♡あるよ。そういうのあるよ。(笑)

 

ブルックナー交響曲第八番

聴いてみました。

いきなりハマりました。(ジワらずすぐに悪い男につかまったパターン)

スキだーーーーーーーーー!!!!!!

これは、凄い。和声が本当に美しい。「金管のババーン!」も超カッコイイ!!!

はぁはぁ。

昨日の夜聴いて、興奮しすぎてなかなか寝られなかったくらいっす。

ハ短調の曲なんだよね!

私は何か知らんけどハ短調の曲が好きなのだ。ハ短調からハ長調になるところ(と私は思ってるけど音は分からないから違うかもだけど)で「あぁぁぁ」って涙が出るタイプ。

大好きなハ短調だし、あちこちツボにはまりまくりで、1回通して聴いて、1時間半飽きることなく聴くことが出来ました。(良かったー!)

 

これを、生で、ベルリンフィルで聴けるのか…

 

と思うと震えますわ…

妄想の時点で昇天してます…

本番はどうなるんでしょうね… 

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待っている時間さえ愛おしい…

この時間を例えるなら

「大好きな人が居て、その人と会う約束をしていて、その日は絶対に、涙が出るほど熱い愛の営みがあると確信している」

っていう日を待ってる感覚だよ。

想像してみ?

 

あー。もう熱に浮かされてしばらく仕事になんないよ。(笑)

 

とにもかくにも

ラッキーにもこんな機会に恵まれた事。

本当に感謝です!!!

 

チケットはこちらより

 

興味のあるお方はぜひ!

www.fujitv.co.jp

【2019年】大阪府吹奏楽コンクール高等学校A組、1年ぶりに感動です。

昨年初めて「大阪府吹奏楽コンクール 高等学校の部A組」を聴いて大感動して帰ってきたわけですが、今年もチケットをゲットし聴いて参りました。聴いたといっても、前半の部と後半の部でホール入れ替え制だったので聴いたのは半分(13校+特別演奏)だけでしたが、それにしてもお腹いっぱい楽しませてもらいました\(^o^)/

 

で、1年ぶりに「大阪国際会議場」で演奏を聴いたわけですが、ほんと、このホールの音響が酷い(笑)。普通のホールで演奏したら「しっかり響くんだろうなぁ」と思われる学校でも、もう音が小さくて小さくて、ものすごーい遠くで吹いてるみたいに聞こえちゃう所があるほど。ソロなんて、下手したら「え?吹いてます?」ってなっちゃう場面も。審査員席(2階)の真下で聞いててこれだから、ホント、響かすのは大変そうなホール。とはいえ、強豪校の演奏は、こんなホールものともしない「うっつくしい、圧倒的な響き」をバンバン繰り出してくるわけですから、「あ~。ホールにいちゃもんつけてる場合じゃないよね~。」と思わざるを得んのですが…。

 

後半の部「金賞校とその印象」

関西創価高等学校:代表

課題曲:Ⅳ 自由曲:「第三交響曲」J.バーンズ

 

実は、関西創価さんの演奏中、私は「妄想聞き」にはしってしまい、あまりちゃんと聞けてなかった気がしております…。どうも、演奏が私の「心地よいと思う演奏のツボ」とズレており「もっとリズムをシャキッとしてたらこう聞こえるだろうになぁ~」とか「もっと緊迫感もって弱奏吹いてくれたら引き込まれるのになぁ~」とか、実際の演奏をちょっと聞いては妄想を膨らます、を繰り返しているうちに演奏が終わってしまい、実はどんな演奏をしていたのかを聞いてなかった!という事態に(笑)。なのでここで語る資格はないかと…。

 

早稲田摂陵高等学校:代表

課題曲:Ⅳ 自由曲:過激「蝶々夫人」より G.プッチーニ

 

とても丁寧に細部まで注意して練習してきたに違いない!!という美しい演奏でした。昨年も早稲田摂陵さんの演奏を府大会で聴きましたが、朝はやーい時間の演奏だったせいか、結構弱々しかったのを覚えています。今回は、この響きにくいホールでも、美しく響きが感じられ、特に自由曲の最後の長ーいクレッシェンドは圧巻でした!!

 

プール学院中学校・高等学校

課題曲:Ⅱ 自由曲:ブリュッセルレクイエム B.アッペルモント

 

ゴリッゴリに難しいと噂の(?)ブリュッセルレクイエム!最初から最後まで、超絶カッコよかった!!!はい。私はこういうの大好きですから、テクニックがどうとか全然分からないけど「金賞代表!!!」と思っておりました。リズムが引き締まってて最高にカッコ良かったし、ハイトーンも美しかったのに、なんで代表じゃないんでしょう?ねえ?なんで?!府大会の壁、高過ぎじゃない???

 

清教学園高等学校

課題曲:Ⅳ 自由曲:ノーヴェンバー ナインティーン 樽屋雅徳

 

ハーモニーが美しかった~!ハーモニー重視でめっちゃ鍛え上げてきたのかな~!ずーっと丁寧な音で「ほ~!!」と唸りました。選曲のせいだと思うのですが、ちょっと「まったり」しがちだったので、ちょっとパキっとした部分もあると良かったなーと思いました。けど曲がそういう曲なんだからしょうがないよね、多分。

 

東海大学付属大阪仰星高等学校:代表

課題曲:Ⅲ 自由曲:交響詩「ローマの祭り」より O.レスピーギ

 

サイコー!!!!!(笑)

今回は、大会の前に仰星さんの練習している音源を聴く機会があり、大会で生で聴けるのをとても楽しみにしておりました。だって、練習の音源って、大体音は悪いしあんまりよく聴こえないんだけど、「これはきっとスゴイに違いない!!」と確信させるような音だったのです。実際聴いて、さすが!!!と唸りました。

課題曲Ⅲ。楽しみにしてたんですよ~。明るくて軽くて「あっちへフワッ♡こっちへフワッ♡」と、低音も全然重くない演奏。課題曲Ⅲってなんか低音が難しい事してて、それに引きずられてテンポがノソノソしてくる演奏もあるけど、そんな事態には陥らず。流石ですねぇ~~~!

自由曲!ローマの祭りですよ!!!カッコ良かった~~~♡トランペット、全員死ぬほど上手いのかね(笑)?はぁ~。全体の響きもリズムも、もう文句なしで、圧倒的な音量とクオリティ。もう一回聴きたい~~!!

 

四条畷学園高等学校

課題曲:Ⅱ 自由曲:シンフォニエッタ第三番「響きの森」 福島弘和

 

課題曲Ⅱが超絶オシャレだったんですけど!!なんだろうこれ!典型的な課題曲でこんな風にオシャレになるんだね??(笑)。リズム隊が非常~~に心地よくて、ずっとこのリズムにのっていたかったです。しかし、前の学校(仰星さん)の圧倒的な演奏の余韻がどうしても残っており(審査員の方々はその辺ちゃんと聴けるのでしょうが)どうしても、ちょっと弱々しく自由曲は聴こえてしまいました。特に弱奏部分の緊張感が…。金賞校、連続4校の4校目というのはプログラム的にちょっと可哀そうだったかなぁ…。(いや、でもこの次に演奏した学校はもっと辛いわなぁ。)

 

大阪桐蔭高等学校:代表

課題曲:Ⅰ 自由曲:「幻想交響曲」より第4,5楽章 L.H.ベルリオーズ

 

待ってました!!!(笑)

今年も桐蔭さんを生で聴くことが出来て幸せでございます。1年ぶりの座奏。去年始めて聴いて度肝を抜かれたのですが、どんな音だったかは正直忘れてたんですよね。だから、ワクワクしながら待っておりました。で、始まった途端「うわぁぁぁ。。。」です。

あぁぁぁ。

そうだぁぁぁ。

こういうのだったぁぁぁ。(笑)

課題曲Ⅰは「あんたがたどこさ」のテーマですが、桐蔭の演奏は、本当に「てまり歌」に聴こえました。この曲は「あんたがたどこさ」のテーマではあるけれど、吹奏楽曲らしく、大きく盛り上がったり、カッコ良くガンガン響かせるみたいなところのある曲だと思うのですが、桐蔭の演奏は、そういうの無いの。ずっと「てまり歌サイズ」なの。なんかね、他の学校がフォルテでガンガン吹いてるのがアホらしく感じられるくらい、コンパクトで美しいの。

そうねぇ。普通の学校の課題曲Ⅰが田舎の不良だとしたら、桐蔭の課題曲Ⅰは都会の優等生よ。不良たちにはきっと「すかしてんじゃねーよ!!」って言われるわね。でもいいの。そんなこと気にしないの。だって、ほら、こんなに美しいんだから。

てな感じでしょうか。とても同じ曲には聞こえんのですわ。なんだこれ?魔法か?なんかの魔法なのか?と言わざるを得ません。

自由曲もしかり。幻想交響曲。本当に幻想だったよ。もうさ、会場全体がさ、なんか現実じゃない所に連れていかれちゃってさ、息をのんだままさ、まばたきも出来ず、最後まで固まったまま、みたいな感じなんだよ。催眠術かよ?(笑)

そして今回最大の驚きだったのが、なんと「弦の音が聴こえた」ことです。いや、マジで。弦ないのに。弦の音、したとです…。後ろのおばちゃんも演奏後言ってたんです。「なんか、バイオリンの音したよね?」って。私だけではないとです…。恐るべしです…。

 

特別演奏:大阪府立淀川工科高等学校

課題曲:Ⅱ 

自由曲:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け~全員の踊り M.ラヴェル

 

府大会はシードの淀工さま!最後に特別演奏をして下さいました。めっちゃ楽しみだったー\(^o^)/だって、コンクール曲を生で聴くの始めてだったから!

課題曲、はや~~い\(^o^)/。というか、これが淀工のマーチ!なのですよね?シャッキリ!!!メリハリが半端ない~~。pとfでこんなに幅が出るのね???と。音は、硬め。桐蔭との違いがスゴイ。これは好みが分かれそうですね~。桐蔭好きは「ちょっと淀工の音、カチカチすぎない?」ってなるだろうし、淀工好きは「なんだ桐蔭のシャラシャラした音は!」となりそう(笑)。どちらも美しいのですが\(^o^)/

自由曲、ラヴェルですよ~。音がこんなにカチカチしててラヴェルとかどうなのかなぁ?という不安を一瞬で吹き消す、出だしのpの美しさよ!!なんだこれはー!!!淀工のp、すげぇ。泡が湧き出ては消えゆくようなpの音が、ちゃんと聴こえ、かつ硬くなく、デカくなく、滑らかなのだ…。ちゃんと、ほそーい絵筆で泡を一つ一つ描いて美しく重ねていった絵みたいなの。ボワボワしてないの。どうやったらこんな事になるんだい??(笑)そして、圧倒的なf!!!とにかく音の幅がスゴイんだぁ…。はぁはぁ。

 

まとめ

金賞以外の学校のクオリティもかなり高かったと思います!実際今回は銅賞がとても少なかったように思います。しかしながら、金賞校の素晴らしさは、いやはや、ちょっとレベルが違いますなぁ。特に代表確実枠にいつも入っている学校の演奏には感動しかなかったです。もう心が嬉しすぎて小躍りしたい気持ちをおさえながら聴いておりました。みなさん、素晴らしい演奏を有難う!

そう。この大阪国際会議場さあ、演奏中に客席があんまり暗くならないんだよね。これ、困る~。私は聴いている時に、ものすごい感情が顔に出るから、明るい中で聴いてると恥ずかしいんだよね。なので暗くしてほしいなぁ~。(笑)

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桐蔭鑑賞中↑