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英語ネタ、音楽ネタ、その他諸々雑記にて。英語ネタでは英検やGTECのライティングを中心に投稿。

【英検(R)1級】の過去問を解いてみよう③(解説つき)

 

英検(R)1級の公開されている過去問を解いてみよう。というものです。

過去問は、解答もついているのですが、解説はついていませんので、なぜその答えになったかイマイチ分からん。というものも多いと思います。

ここでは、「短文の語句空所補充問題」を3問ずつ取り扱い、解説していこうと思います。

 

こちらの問題を使用しています

2017年度 第2回

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/pdf/201702/2017-2-1ji-1kyu.pdf

 

 

【1問目】

 Although most of the rioting was brought uder control yesterday afternoon, occasional (   ) between police and rioters continued last night.

 

1. skirmishes

2. deferrals

3. pilgrimages

4. incarnations

●解説

文の構造

主語部分動詞部分にしています

 Although most of the rioting was brought uder control yesterday afternoon, occasional (   ) between police and rioters continued last night.

●Although~,ー. 「~だけど、ー。」という文の形です。

●後半の文は( )を含む部分が主語部分になるので分かりにくいかもしれません。けれど、continued という動詞が後ろにありますので、その前の部分が主語部分になっているはず、と予想することができます。

暴動のほとんどは昨日の午後に鎮圧されたが、昨夜は警察と暴徒の間で時折( )が続いた。

予想

「暴動はほとんど鎮圧されたけれど」とあるので、( )には、暴動が鎮圧されたらほとんど起こらないはずの何か「喧嘩、いざこざ、小競り合い」などが入ると予想します。

選択肢

 1. skirmish 小競り合い

これが正解ですね。

あまり馴染みのない単語ですね…。その他の有名な「衝突、交戦」と比較しながら覚えちゃいましょう。

battle...はっきりした決着を求める、やや長期にわたる衝突

combat...前線での衝突で、battleより短期的な交戦

skirmish...大きな戦闘の前哨戦の小競り合い

※ランダムハウス英和大辞典

 

2.deferral =deferment  延期、繰り延べ

defer 「延ばす、延期する」の名詞形ですね。

 de (分離)+ fer (運ぶ)=離す が語源ですね。

因みに

differ 「異なる」の語源も

dif (分離)+ fer (運ぶ)=本体から分離して運ぶ です。笑

 

defer は、本来の日程から離して運ぶ=延期する

differ は、本体から離して運ぶ=(本体とは)異なる

 

ってことでしょうね~。いやはや。

 

3.pilgrimage  巡礼、聖地巡り

これは、宗教的なテーマの文を読むとよく見かける単語ですよね。

pilgrim は「巡礼者」です。

てことは、日本で言うところの「お遍路さん」は pilgrim ということになります。

お遍路さん…っていう単語、若い子は知らないかなぁ?

 

4.incarnation 化身、人間化、肉体化

carnation カーネーション って花ありますよね?あれって

carn(肉)+ ation (状態)=肉色(肌色)をしている

っていう語源をもつ言葉なんですよね。今や、肉色(赤)じゃないカーネーションもいっぱいありますけどね。

ですので incarnationは

in +carnation で「人の肉の中に入る」=「化身、人間化」となるイメージでしょうね。

 

carnal 「肉体の、肉欲的な、人間的な」もこの仲間です。

carnival 「謝肉祭、カーニバル」も肉系の言葉ですね。

●解答

 Although most of the rioting was brought uder control yesterday afternoon, occasional (  skirmishes ) between police and rioters continued last night.

1. skirmishes

2. deferrals

3. pilgrimages

4. incarnations

 

暴動のほとんどは昨日の午後に鎮圧されたが、昨夜は警察と暴徒の間で時折(小競り合い )が続いた。

 

【2問目】

The author's first book is aimed at scholars and covers such (   ) matters as medieval Chinese coins. Next, she wants to write about something that will appeal to a general audience.

1. skittish

2. inclement

3. decrepit

4. arcane

●解説

文の構造

主語部分動詞部分にしています

 The author's first book is aimed at scholars and covers such (   ) matters as medieval Chinese coins. Next, she wants to write about something that will appeal to a general audience.

●cover は名詞でも動詞でもあるので、どちらで使われているのかちょっと見分けにくいですね。ここではcover を名詞として捉えると such 以下の文の形が分からなくなるので動詞と判断します。

The author's first book covers such (   ) matters as medeieval Chinese coins.

動詞と捉えると SVO の文となりスッキリします。

●such~asー → 「ーのような~」

that will appeal to a general audience はsomething を後ろから限定している関係代名詞の部分です。

その著者の最初の本は学者向けのもので、中世の中国の貨幣というような( )な事柄を扱っている。次は、彼女(著者)は一般の読者を惹きつける何かを書きたいと思っている。

予想

学者向けの内容の本ということで、( )には「マニアック、難解」というような、一般受けしないような内容を表す語句が入ると予想します。

選択肢

1. skittish 馬などが驚きやすい、人が活気で気ぜわしい、扱いにくい

なんとなく、バタついているイメージの単語ですね。

skit は昔は「飛び跳ねる」という意味があったようです。今は廃語となっています。

でも今使われている skit 「寸劇、いたずら」などの意味も、何となく「一瞬バタつく」イメージが残っているような気がしますよね。

 

2. inclement 荒天の、冷酷な

clement 「慈悲深い、寛大な」の反対の言葉でしょうね。

clement もあんまり馴染みないけどね~。これの名詞形 clemency = mercy なんです。ちょっと似てるから覚えやすいかな?

 

3. decrepit 老いぼれの、よぼよぼの

これも馴染みないですね~。他の有名な「弱い」意味の単語と比べて覚えてみましょう。

weak...「体力が弱い」を意味する一般語

decrepit...年老いて極度に衰弱している

feeble...哀れなほど衰弱している

なんか、悲しい単語たちだぁ。。。

 

4. arcane 深遠な、少数の人だけしっている

これが正解ですね。

これ、覚え方全く分からん。

 

ジーニアスの謎な例文を載せときます。これで、覚えられるかな?

the esoteric and arcane nature of the black mass

(黒ミサの底知れぬ謎に包まれた性格)

ジーニアス英和大辞典

 

※esoteric と arcane は類義語です

 

なにこの例文。

てか、黒ミサってなに。

黒ミサ(くろミサ)は、ローマ・カトリック教会に反発するサタン崇拝者の儀式。サバトとも呼ぶ。を冒涜することを旨とした儀式で、カトリック教会のミサと正反対のことを行う。中世ヨーロッパでは異教徒を批判する際に彼らは黒ミサの儀式を行い広めるとして攻撃した。 wikipediaより

 こわいよー!

arcane が頭に残らないよー!!

●解答 

The author's first book is aimed at scholars and covers such ( arcane  ) matters as medieval Chinese coins. Next, she wants to write about something that will appeal to a general audience.

 

1. skittish

2. inclement

3. decrepit

4. arcane

 

その著者の最初の本は学者向けのもので、中世の中国の貨幣というような(深遠な)事柄を扱っている。次は、彼女(著者)は一般の読者を惹きつける何かを書きたいと思っている。

 

【3問目】

Because the boxer had won every match he had ever fought in, he was thought to be (   ). However, he was finally defeated last month. 

1. invincible

2. untenable

3. dispensable

4. palatable

●解説

文の構造

主語部分動詞部分にしています

Because the boxer had won every match (thath) he had ever fought in, he was thought to be (   ). However, he was finally defeated last month. 

● Because ~, ー. →「~なので、ー」の文の形。

●1文目のbecauseの節内は主節が表している「時」より以前からずっと続いていたことを表しているので過去完了形で書かれています。

●he had ever fought in は every much を後ろから限定している関係代名詞の文です。関係代名詞のthatが省略されています。

そのボクサーは彼が戦ってきた全ての試合で勝ち続けてきたので、彼は( )だと思われていた。しかし、彼はついに先月打ち負かされた。

予想

無敗のボクサーだったということなので、( )には「無敵、強い」といった語句が入ると予想します。

選択肢

1. invincible 無敵の

これが正解ですね。

vincible 「打ち勝てる、征服できる」の反意語ですね。

とはいえ、これも馴染みがないですよね~。

 

オモロそうな例文で覚えてみましょう。

He felt  himself mastered by an invincible drowsiness.

(彼はたまらない睡魔に襲われるのを感じた)

※ランダムハウス英和大辞典

 

あ~。あるある~。打ち勝てない睡魔~~。

こんな時にもinvincibleって使えるんですね。

 

2. untenable 擁護できない、弁明できない

tenable 「攻撃に耐えられる、持続できる」の反意語ですね。

これまたどちらも馴染みがない~~。覚え方もない~~。

 

untenable を辞書で引くと例文として

untenable theory 支持できない理論

untenable argument 擁護できない主張

untenable position 擁護し難い立場

ばっかり出てきます。6冊くらい辞書をみましたが。

まずは、このコロケーションで覚えておきましょうかね。

 

 

3. dispensable なしでも済ませられる、重要でない

dispense 「分配する、施す」の形容詞形です。

dispense +able (~できる)で、「分配できる→分配しちゃっていい→なくても良い」という流れが語源らしいです。噂できいただけの情報なので違うかもしれないけど、こう考えると覚えやすいですよね。

 

4. palatable 口に合う、好ましい

あーー。全く馴染み無いねー。

palate は「口蓋」という意味なんで、そこから「味関連」の言葉になったんでしょうねぇ。(ぐらいしか言えない。うぅっ。)

●解答

Because the boxer had won every match he had ever fought in, he was thought to be (  invincible ). However, he was finally defeated last month. 

1. invincible

2. untenable

3. dispensable

4. palatable

 

そのボクサーは彼が戦ってきた全ての試合で勝ち続けてきたので、彼は(無敵)だと思われていた。しかし、彼はついに先月打ち負かされた。

 

今回も、なかなか馴染みのない単語が多かったなー。しかも、似たような単語もあるし混乱するよなー。例えば invincible と invisible とか。読み間違えないってのもポイントですなー。

 

過去問①はこちら

www.funkeys-english-music.com

過去問②はこちら

 

www.funkeys-english-music.com