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英語ネタ、音楽ネタ、その他諸々雑記にて。英語ネタでは英検やGTECのライティングを中心に投稿。

【英検(R)1級】英検公式さんの英作文解答例を分析してみよう④(2017年度第二回)

なかなか英検1級に踏み出せないでいる準一級所有者の方、いつか英検1級を目指してみたいと勉強をしている方へ、出来るだけ分かりやすく、「何とか書けるかも。」と思ってもらえるよう分析していきます。英検公式さんの解答を見て「こんなの無理!書けるわけない!」と思った方に分かるように、と解説していきたいと思います。

 

英検(2017年度第二回)分の公式さん発表の解答例を細かく分析していきましょう。今日は理由2の部分です。

 

 

まずはスラッシュを入れていきます。

 

※こちらより引用して使っています

http://www.eiken.or.jp/eiken/result/pdf/2017021kyu.pdf

 

スラッシュリーディング

   ①In today's globalized world,/ cultural homogeneity is hardly an asset. / ②True
internationalization cannot be achieved / by simply improving a population's foreign-language skills; / rather, people in culturally homogenous developed nations / must learn to be comfortable with immigrants / and cease viewing them / as outsiders. / ③Large-scale immigration will create an internationally minded populace / by increasing cultural diversity.

 

何となく文の形が見えてきましたか?

 次はもう少し詳しく文の構造を見てみましょう。

 

文の構造

 

赤字が主語部分、青字が動詞部分

※訳は直訳しています

 

①文目

In today's globalized world,/ cultural homogeneity is hardly an asset.

(今日のグローバル化した世界では、文化的な同種性(同質性)は、ほとんど財産ではない。)

 

※homogeneity →homo(同種の)+gene(種族、類)から成る言葉です。今や完全に「使ってはならない言葉」になっている「ホモ」(同性愛者)の元々はこの homo からきているんですよね。因みに homo の反対は hetero です。hetero は「他の、異なった」という意味です。homosexual (同性愛者)⇔ heterosexual (異性愛者)

gene は「遺伝子」という意味でよく使われますね。

 

※hardly は、「ほとんど~ない」という意味ですね。文自体が否定文の形じゃないのに否定の意味になるので要注意ですね。

 

●文の意味としては、「日本文化を守ろう的な動きは、今やそんなに大切じゃない」と言っているに近いですね。「地域固有の文化は財産だ」という考えをやんわり否定しています。notを使って否定文にするとキッパリ否定になってしまうので hardly を使ってやんわり否定していますね。

 

②文目

True internationalization cannot be achieved / by simply improving a population's foreign-language skills;

(真の国際化は、単に人々の外国語のスキルを上達させることによって成し得るものではない。)

 

※by は「手段」を表すbyですね。How~?(どうやって~?)という問いかけに対して By~.(~という手段で) で答える、あの by です。

例) How can true internationalization be achieved? 

(真の国際化はどうやって達成され得るのでしょうか?)

By living together with foreign people.

(外国の人々と一緒に住むこと(という手段)によってです。)

 

※population について

このpopulationという単語は、ここでは「一定地域の全住民、特定の種族の住民」などという意味で使われていますが、辞書をひくと「単数、複数扱い」という、どっちやねん?!という説明が書いてあったりします。これは、住民全体を1つのまとまりとして見るときは単数扱いとし、住民を一人一人バラバラに見るときは複数扱いとする、という事なんです。(つくづく数にウルサイ言語だよ!)

今回は、住民を1つのまとまりとして見ているので単数扱いになっていますね。

 

.......by simply improving a population's foreign-language skills;

 

因みに前回の理由1の部分でも単数扱いとして出てきていましたね

 

as their population ages,.....

 

※populationを単数扱いにしているので主語が3人称単数となり、 ages と動詞がそれに対応しています。

 

なので a population という表現から「1つの地域を例に挙げて、そこに住んでいる住民達をひとつのまとまりとしてみている」という事が分かります。訳では単に「人々」としていますけどね。

 

people も「国民」という意味で使うときは「単数、複数扱い」ですね。 

 

2文目続き

rather, people in culturally homogenous developed nations / must learn to be comfortable with immigrants / and cease viewing them / as outsiders. 

 (むしろ、文化的に同種性をもつ先進国の人々は、移民に抵抗なく過ごす事を学ばなくてはならないし、彼らを部外者とみなすのをやめなくてはならない。)

 

●主語が長ーーーい!

この culturally homogenous developed nations が具体的にどの国を指すのか分かりにくいのですが、「日本」は絶対に当てはまるでしょうね。

 

● must に二つの動詞 learn と cease がつながります。

 

※cease は stop と同じ「やめる」 の意味です。後ろに動名詞不定詞も取ることが出来「~することをやめる」という意味で使えます。

例)It has ceased raining. = It has ceased to rain.

(雨が降りやんだ)

 

stopは「~することをやめる」という場合、後ろには動名詞しかきません。不定詞が後ろにくると「~するために止まる」という意味になります。 

③文目

 Large-scale immigration will create an internationally minded populace / by increasing cultural diversity.

(大規模な移民政策は、文化的な多様性を広げることによって、国際的な精神をもった人々を創りだすだろう。)

 

※populace →大衆、民衆、ある地域の前住民 

こちらの単語も「単数、複数扱い」です。

 

英検一級レベルになると、「人々」をpeople ばかりで表現せず、「population」「populace」などと言い換えるという形が見えてきますね。

 

nation も「国民」という意味がありますが、今回は「国」という意味で使われていますね。 

 

今回はここまでにしましょう。

次回は理由3と結論です。

 

理由3と結論はこちら

 

 

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理由1の分析はこちら

 

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